研究課題/領域番号 |
21K20293
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0110:心理学およびその関連分野
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
平山 健人 早稲田大学, 人間科学学術院, その他(招聘研究員) (00907131)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 手の選択 / 行動選択 / 意思決定 / 脳波 / 経頭蓋交流電気刺激法 / 神経リハビリテーション / 上肢選択 / 非侵襲的脳刺激法 / リハビリテーション / 非侵襲的脳画像法 / 行動選択意思決定 / 神経活動変調 / 脳の機能的結合 / ニューロイメージング |
研究開始時の研究の概要 |
脳卒中による片手の麻痺は,日常生活動作の障害となりやすいため問題になります。リハビリテーションによって,麻痺手がある程度使えるようになっても,普段の生活の中では,健常手で代償し,徐々に麻痺手を使わなくなってしまいます。これに対して,当事者が無意識に麻痺手を使いたくなるような介入が重要と考えました。本研究では,手の選択に関係する脳内ネットワークを明らかにするとともに,非侵襲的に脳活動を変調できる電気刺激法によってそのネットワークを変調したときの手の選択に対する影響を検討します。この刺激法が手の選択に影響することが明らかとなれば,麻痺手の使用を促すリハビリテーションに応用できる可能性があります。
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研究成果の概要 |
本研究では、使う手の選択に関する脳内ネットワークを明らかにすることを目指した。脳波および非侵襲的神経活動変調法を用いて、手の選択に重要な関わりがあると予想される後頭頂葉と運動前野に着目し、手の選択との関係性について検討を進めた。脳波実験では、15-30Hzおよび45-60Hzの脳波帯域において、後頭頂葉と運動前野の活動が手の選択に相関が高いことが示唆された。脳刺激実験では、予定の被験者数のデータを収集できておらず、現在計測を進めている。本研究により、手の選択の運動前野と後頭頂葉のネットワークが手の選択に重要となることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、これまで明らかでなかった運動前野と後頭頂葉のネットワークが手の選択に重要な役割をもつことを、脳波計と脳刺激法を用いて示した。脳刺激法によって、手の選択傾向を変化させることができれば、脳卒中後の片麻痺患者の麻痺手の使用を促し、麻痺手の機能向上のためのリハビリテーションとして応用する可能性が期待される。今後は、脳卒中患者に対する臨床研究に発展させる予定である。
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