研究課題/領域番号 |
21K20413
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0301:材料力学、生産工学、設計工学、流体工学、熱工学、機械力学、ロボティクス、航空宇宙工学、船舶海洋工学およびその関連分野
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
吉岡 健太郎 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 講師 (20910566)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | LiDAR / 3Dセンシング / 関節角度計測 / 見守りセンシング / LiDARセンサ / 人体計測 / プライバシー |
研究開始時の研究の概要 |
世界中で高齢化と介護人口の減少が進む中、被介護者の転倒や病気の前兆を検知可能な自動見守りシステムが求められている。カメラを用いた見守りシステム研究は存在するものの、これら従来研究にはプライバシーや死角による見逃しの懸念が残る。 本提案では個人を特定できない3次元データを取得するLiDAR(Light Detection and Ranging)センサを用いる事でプライバシー保全と死角除去可能な見守りセンシングシステムを構築する。特にLiDARを用いた異常検知技術に取組むことで健康異常の検出を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究では、高齢者介護に必要な見守りシステムの開発を目指し、プライバシーを保持しつつ、精度の高い3Dデータ取得を可能にするLiDARセンシングの基盤技術を探求した。まず9種類のLiDARセンサの誤差特性を評価し、それぞれの性能を明らかにした。次に、3Dセンサを活用して関節角度計測を自動化し、高精度な人体計測が可能であることを実証した。これらの研究成果をもとに、要求される誤差精度を反映した最適なLiDARセンサの選択や、アプリケーションの最適な構築方法を提案できるようになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、高齢者のケアにおける重要な課題である監視システムの開発に対する新たなアプローチを提供している。これは、LiDARセンシング技術を用いて高精度な3Dデータ取得とプライバシー保護を両立する手法を探求するという学術的意義がある。また、社会的な意義としては、この研究成果が実際に介護現場で活用されると、介護者の負担軽減に繋がり、高齢者の生活の質の向上に寄与する可能性がある。さらに、この技術は医療やスポーツ分野における人体計測の信頼性と効率性を向上させるための新たな道筋を示しており、多様な応用可能性を秘めている。
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