研究課題/領域番号 |
21K20437
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0302:電気電子工学およびその関連分野
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研究機関 | 豊橋技術科学大学 (2022) 国立研究開発法人情報通信研究機構 (2021) |
研究代表者 |
小松 和暉 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (90912402)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 無線通信 / 非線形 / 電力増幅器 / 帯域内全二重 / 理論解析 / 非線形性 / 非理想性 / 帯域内全二重通信 |
研究開始時の研究の概要 |
周波数資源の枯渇は世界的な問題であり、周波数利用効率の高い無線通信システムの開発が世界的に要請されている。Beyond 5Gのシステムでは、干渉キャンセラを利用することで従来システムよりも高い周波数効率を発揮する技術が注目されている。このような技術は無線機の非線形歪みを受けた干渉に対して脆弱である一方で、今までまだ理論的な視点からその影響を詳細に調査されていない。そこで、本研究では現代や次世代の無線通信システムをシミュレーションと同じレベルで理論解析するために必要な非線形性に関する理論の開発を行う。
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研究成果の概要 |
本研究課題の目的は非線形な無線通信システムの理論解析手法を高度に発展させることで、帯域内干渉の干渉キャンセラなどの非線形性が重要になるシステムの解析に応用し、従来までは考えられていない非線形性について理論的観点から研究を進めることである。実際に、帯域内全二重やBeyond 5Gシステムにて期待される新しい無線技術にて応用が期待できる新しい非線形理論や技術を開発することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で拡張された理論は,従来までの理論と比較して,大幅に制約が緩和されている.そのため,本理論は無線通信のさまざまな領域で今後活用されると期待できる.また,無線通信のみならず,ニューラルネットワークなどのように複雑に線形変換と非線形変換が組み合わされるシステムについても理論解析ができるため,無線通信以外の分野での発展・利用も予想される成果である.
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