研究課題/領域番号 |
21K20445
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0303:土木工学、社会システム工学、安全工学、防災工学およびその関連分野
|
研究機関 | 東京海洋大学 |
研究代表者 |
坂井 孝典 東京海洋大学, 学術研究院, 准教授 (20910780)
|
研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 都市貨物 / 交通モデル / Eコマース / 立地選択 / 配送計画 |
研究開始時の研究の概要 |
Eコマース市場が急拡大する中、Eコマースの物品配送の交通影響に関する懸念やEコマース物品配送に対応する新たなサービスや規制に対する関心が高まっている。本研究では、都市圏交通シミュレーションへの適用を念頭に置いた、Eコマース物品配送の供給側のモデル化、すなわち、物品配送に関わる各種物流施設の立地選択、物品配送の最終発送施設の選択、トラックの配送計画、施設間貨物輸送のモデルの開発・キャリブレーションを行う。この研究を通じて、供給側の意思決定要因やEコマースの交通影響を明らかにするとともに、都市圏貨物シミュレーションにおけるEコマース交通分析モデルのデザインを提案する。
|
研究成果の概要 |
都市圏交通シミュレーションへの適用を念頭に置いたEコマース物品配送の供給サイドに関連するモデルの開発を行った。物流施設の立地選択モデルの推定、ラストマイル施設選択モデルの構築、Eコマース世帯需要モデルと配送計画シミュレータの実装、施設間貨物輸送モデルの開発・キャリ ブレーションの他に、関連するデータ収集と分析を行った。この研究を通じて、供給側の意思決定要因やEコマースの交通影響を明らかにするとともに、都市圏貨物シミュレーションにおけるEコマース交通分析モデルの枠組みを提案した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Eコマースに関してはこれまで、所在地や個人特性とEコマースを通じた物品購入の関連性など、購買特性を対象とした研究が多くなされている。一方で、貨物交通分析に焦点を当てた研究は極めて限定的である。本研究の新規性の1つは供給側(事業者)の意思決定及びそれに基づくロジスティクスをシミュレーションに反映させることにある。また、エージェント・ベースの都市貨物シミュレータの代表的なものとして、SimMobility Freight、MASS-GT 、POLARIS があるが、本研究で提案・開発するモデルは、これらを補完するものである。
|