研究課題/領域番号 |
21K20450
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0303:土木工学、社会システム工学、安全工学、防災工学およびその関連分野
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研究機関 | 東京工業大学 (2022-2023) 横浜市立大学 (2021) |
研究代表者 |
大森 文彦 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 准教授 (00910762)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | TOD / 交通まちづくり / 新型コロナ感染症 / Covid-19 / 鉄道沿線 / テレワーク / 地価 / モビリティ・ハブ / 新型コロナウイルス感染症 / 公示地価 / テキストマイニング / リモートワーク / 都市開発 / 郊外 / covid-19 |
研究開始時の研究の概要 |
鉄道建設と郊外住宅地の開発を一体で行うことをTOD(Transit-Oriented Development)と呼び,東京をはじめとした日本の大都市圏はTODによって形成されてきた。近年成長著しいアジア各国でも,これに倣ったTODが進められている。 しかしコロナ感染症の流行継続は,郊外に住み都心に通勤するライフスタイルを変えつつある。今後こうしたライフスタイルの変化が,TODで形成された都市構造にどのように影響し,これから都市基盤整備が進むアジア諸都市において,どのように応用できるか,本研究を通して検討をおこなう。
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研究実績の概要 |
2023年度は,東南アジア諸国のTODプロジェクトの状況調査のため,フィールドワークを実施した。10月にタイ王国,12月にベトナム社会主義共和国をそれぞれ訪問し,インタビューを実施した。 タイではバンコク都,運輸省,国鉄資産運営会社,バンコク高速交通機関会社,経済産業委員会,チュラロンコーン大学等を訪問した。また,今後の鉄道建設予定地や駅予定地,再開発が予定されている地域の訪問調査をおこなった。 ベトナムではベトナム国家大学ホーチミン校,ホーチミン市人民委員会,ホーチミン交通委員会等を訪問した。また,開業が近い地下鉄1号線の新駅や再開発予定地などの訪問調査を実施した。 同年度中にマレーシア・インドネシアも訪問予定であったが,家庭の都合から,2024年度の訪問に延期した。 東南アジア諸都市のTODプロジェクトに対するコロナ感染症の影響を相対的に明らかとするため,インタビューによる定性的な調査に加えて,コロナ感染症期間中の人流分析等を2024年度に実施したい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2023年度中にマレーシアおよびインドネシアを訪問予定であったが,家庭の事情(出産)により,長期出張が難しくなったため,2024年度にあらためて実施予定である。 現地渡航による関係者インタビューといった定性的な調査に加えて,人流分析といった定量的な調査を2024年度中に実施し,本科研プロジェクトを年度中に完了させる予定である。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度に,昨年度フィールド調査に行けなかったマレーシア・インドネシア両国に渡航し,関係者へのインタビュー調査を実施する。 また,並行して,人流調査等の定量調査を手法を検討し,必要なデータを集めて,分析を実施予定である。
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