研究課題/領域番号 |
21K20518
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0403:人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 広島市立大学 |
研究代表者 |
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | MEMS / 流量センサ / 生分解性 / 埋込み型 / フレキシブル |
研究開始時の研究の概要 |
肺癌や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患は世界中で主要な死因となっている。さらに、最近拡大している新型コロナウイルスの感染がその状況を悪化させている。これらの感染症の治療法は現在存在しないが、リスクの高い患者の早期発見と継続的なモニタリングにより、その進行を遅らせることができる。肺の機能は一般的にスパイロメトリーで検査されるが、スパイロメトリーは単点検査であり、患者が定期的に来院する必要があり、費用がかかり非効率的である。本研究では、呼吸器系のその場連続モニタリングを可能にする、生分解可能な埋込み型流量センサ素子を開発する。
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研究成果の概要 |
肺癌や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患は世界中で主要な死因となっている。さらに、最近拡大している新型コロナウイルスの感染がその状況を悪化させている。これらの感染症の治療法は現在存在しないが、リスクの高い患者の早期発見と継続的なモニタリングにより、その進行を遅らせることができると考えている。本研究では微小電気機械システム(MEMS)技術を用いて小型熱式流量センサを作製し、人工呼吸器ならびに動物実験を通して作製したセンサを用いて呼吸の計測・モニタリングを原理実証した。その後、同様な仕組みを通して、生分解性材料を用いて新規流量センサを作製した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではMEMS流量センサを用いて呼吸の計測・モニタリングが可能であることを実証した。また、生分解性材料を用いたMEMS流量センサの作製技術も確立した。本センサを用いることで呼吸モニタリングが可能にし、センサが動作期間を超えた後に自然に消え、デバイスを回収するための手術が不要になる。
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