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非モデル生物を用いたゲノム倍数化を介した植物の種分化機構解明の基盤構築

研究課題

研究課題/領域番号 21K20580
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0602:生産環境農学およびその関連分野
研究機関東京工業大学

研究代表者

田中 裕之  東京工業大学, 生命理工学院, 研究員 (60782042)

研究期間 (年度) 2021-08-30 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード異質倍数体 / 種分化 / 比較ゲノム解析 / スミレ属
研究開始時の研究の概要

ゲノムの倍数化は植物一般にみられる現象であり、植物の進化・種分化において重要な役割をもつと古くから考えられてきたが、倍数体形成による 遺伝子レベルの進化については未だに解明されていない点が多い。
そこで本申請課題では、“ゲノム倍数化がもたらす生物多様化のメカニズム”を研究するための新たな実験材料として、スミレ属植物に注目し、異質倍数体スミレのゲノム解読と比較ゲノム解析によって、スミレ属植物における研究基盤を構築する。

研究成果の概要

本研究では、スミレ属植物でゲノム研究を展開するための基盤構築を目的として、異質4倍体であるニオイスミレ(V. odorata)の新規ゲノム決定を試みた。その結果、スミレ属植物で初めて染色体スケールのゲノム配列の構築に成功し、完成度の高い遺伝子セットを作成した。よって、スミレ属植物で研究を展開するための基盤構築が完了した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ゲノム重複による高次倍数体の形成は植物一般にみられる現象であり、染色体倍化が植物の進化・種分化において重要な役割をもつと古くから考えられてきたが、倍数体形成による遺伝子レベルの進化については未だに解明されていない点が多い。
スミレ属は日本という狭い範囲内で環境適正や形態などが多様化した数十種類の異質多倍体スミレが自生しており、ゲノム倍数化と種分化の研究において適した研究材料である。スミレ属でゲノム研究を展開するための基盤構築が実現すれば、染色体倍化がもたらす植物の進化・種分化機構の役割の解明に貢献すると考えられる。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ワサビゲノム解読の現状2023

    • 著者名/発表者名
      田中裕之、堀立樹、山本 祥平、豊田敦、矢野 健太郎、山根 京子、伊藤武彦
    • 学会等名
      日本育種学会第143回講演会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

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公開日: 2021-10-22   更新日: 2024-01-30  

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