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eQTL解析によるイネ免疫応答転写制御の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21K20582
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0602:生産環境農学およびその関連分野
研究機関京都大学

研究代表者

堺 俊之  京都大学, 農学研究科, 助教 (50911682)

研究期間 (年度) 2021-08-30 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードeQTL解析 / 発現差異解析 / eQTL / 遺伝子発現 / ゲノムワイド関連解析 / 抵抗性遺伝子
研究開始時の研究の概要

イネ(Oryza sativa)のRIL系統(組換え近交系統)を利用したeQTL(expression Quantitative Trait Loci)解析を用いて、植物の免疫応答に関する遺伝子の制御機構を解明する。
eQTL解析は、特定の遺伝子の発現に影響を与える遺伝子座を特定する手法である。そこで、抵抗性反応時の遺伝子発現量を形質としてeQTL解析を行う事により、免疫応答が活性化された下での遺伝子制御機構を特定する。

研究成果の概要

イネのひとめぼれ系統は、抵抗性遺伝子であるPii遺伝子を持ち、イネいもち病菌に対し抵抗性を示す。しかし、Pii遺伝子によって抵抗性反応が活性化される際、どの様な下流遺伝子が関与しているのかは未だ分かっていない。
本研究課題では、Pii遺伝子によって活性化される抵抗性反応において、重要と考えられる遺伝子の発現制御関係を特定した。具体的には、遺伝子の発現量を対象とするeQTL解析を行い、Pii遺伝子による抵抗性反応が活性化された際に、イネの持つWRKY型転写因子の1つであるOsWRKY77が10個の抵抗性に関与する遺伝子の発現を制御している事が明らかになった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

植物免疫システムにおいて、NLRタンパク質は病原菌のエフェクタータンパク質を認識し、細胞死を誘導することで植物に病害抵抗性を付与している。しかしNLRタンパク質がどの様に細胞死を誘導しているのかは明らかになっていない。
本研究では、NLRタンパク質の1つであるPiiがイネの抵抗性反応を活性化する際に、どの様な遺伝子が発現制御関係にあるのかを解明した。本研究成果はNLRタンパク質が細胞死を誘導するまでに、どの様な遺伝子が発現し、機能しているかを解明するための重要な情報となる。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] イネNAM集団を用いたGenomic Predictionモデルの構築および育種への応用2022

    • 著者名/発表者名
      堺俊之, 寺内良平, 阿部陽
    • 学会等名
      日本育種学会第142回講演会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

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公開日: 2021-10-22   更新日: 2024-01-30  

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