研究課題/領域番号 |
21K20625
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0701:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
加藤 一希 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (10903776)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 自然免疫 / 抗ウイルス応答 / 核酸認識 / 翻訳後修飾 / ユビキチン / ウイルス |
研究開始時の研究の概要 |
ウイルスや細菌が体内に侵入した際、病原体由来のDNAはcGASとよばれる細胞質DNAセンサーによって認識され、宿主の免疫応答を惹起する。cGASはウイルス感染に応答してモノユビキチン化され、モノユビキチン化はcGASの機能発現に必須である。本研究ではモノユビキチン化cGASを調製し、生化学、構造生物学を駆使して、cGASによるモノユビキチン依存的な活性化機構を詳細に明らかにすることを目指す。
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研究成果の概要 |
cGASはウイルス由来DNAを認識して、宿主の免疫応答を促進する。本研究ではcGASの翻訳後修飾、特にモノユビキチン化に着目し、生化学、構造生物学を駆使して、cGASによるモノユビキチン依存的な活性化機構を詳細に明らかにすることを目指した。cGASのモノユビキチン化酵素TRIM56を調製し、in vitro でユビキチン化反応を行うことによって、ユビキチン化cGASの調製に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
cGASはDNAウイルスに対する重要なDNA受容体であるにも関わらず、翻訳後修飾による活性化機構はよくわかっていない。 本研究において調製したモノユビキチン化cGASを用いることで生化学・構造生物学的解析が可能となり、TRIM56によるモノユビキチン化の生理機能が明らかになることが期待される。
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