ポリシアル酸修飾された神経細胞接着分子を基盤とする脳機能の分子メカニズムの解明

• 研究課題/領域番号: 21K20634
• 研究種目: 研究活動スタート支援
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 0701:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
• 研究機関: 名古屋大学
• 研究代表者: 森 愛理 名古屋大学, 生命農学研究科, 特任助教 (40911673)
• 研究期間 (年度): 2021-08-30 – 2023-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2021年度)
• 配分額: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円); 2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: ポリシアル酸 / 糖鎖 / 脳 / 精神疾患

研究開始時の研究の概要

脳において、神経細胞接着分子(NCAM)はポリシアル酸(polySia)という糖鎖によって修飾される。近年、精神疾患とpolySiaの関連が多く報告され、NCAM上のpolySia構造の破綻が神経機能の不全をもたらすことが示唆されている。しかしながら、どのようなpolySia構造が脳機能にどのように影響を与えるのか、その分子機構は不明である。本研究の目的は、polySia-NCAMの詳細な構造を解析し、構造と機能の相関を解明することであり、将来はpolySia-NCAMの構造を基盤としたpolySiaが関与する疾患の新たな診断や治療法の開発を目指している。