研究課題/領域番号 |
21K20727
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0801:薬学およびその関連分野
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
澤崎 鷹 和歌山県立医科大学, 薬学部, 助教 (20911671)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | アミロイド / 非天然アミノ酸 / 化学合成 / 液液相分離 / 有機合成 / 自己会合性ペプチド / 単結晶X線構造解析 / 自己会合 / ドロプレット / タンパク質 |
研究開始時の研究の概要 |
アミロイドーシスは、本来生理的意義をもつタウなどのタンパク質が繊維化することで引き起こされる。その過程において、ドロプレットを経由する液液相分離が関与しているとされる。本研究では、有機化学を駆使することで、タンパク質のドロプレットやそのドロプレットが帰着する繊維化を評価する。
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研究成果の概要 |
本研究では、高いアミロイド性を有し構造解析には適さないタンパク質やペプチドに対し、凝集過程における中間体であるドロプレットの安定化を図る構造誘導化を基軸に研究を進めた。化学修飾化されたタンパク質およびペプチドの合成を基盤に種々の検討を進めた結果、分子間の疎水性相互作用のチューニングが重要であることを見出し、結晶構造解析に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アミロイドーシスは、本来溶けて機能を発揮するタンパク質が不溶化しアミロイドとなり沈着することで発症される。この繊維化過程において液液相分離を経ることが近年明らかになりつつある。したがって、中間体である液滴(ドロプレット)に関する構造的な理解は、その後の疾患を予防できることや、現象の解明に大きく貢献できると期待される。
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