研究課題/領域番号 |
21K20760
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0803:病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
田鍬 修平 大阪大学, 感染症総合教育研究拠点, 特任准教授(常勤) (20513493)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | Hsp70 / DnaJ / フラビウイルス / コシャペロン / 蛋白質品質管理 / シャペロン |
研究開始時の研究の概要 |
ウイルスは感染の際に、宿主細胞の持つ多種多様な蛋白質を盗用する。本研究では、蛋白質の折りたたみを制御するシャペロンと言われる一群のタンパク質に着目し、ウイルス複製部位にリクルートされるシャペロンを生きた細胞内で可視化するシステムの開発を目指す。同定したシャペロンに関して、ウイルス複製における意義を明らかにし、さらにはその阻害剤を模索することで、新しい抗ウイルス薬開発の一助となる研究を行う。
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研究成果の概要 |
DNA断片から簡便に感染性ウイルスを作成した。蛍光タンパク質融合PQC、具体的にはGFP融合Hsp70(14種)、DnaJ(50種)、NEF(15種)を個別に発現させたArrayedライブラリーを作成した。樹立したシャペロン/コシャペロン発現細胞をそれぞれフラビウイルスに感染させ、ウイルス感染によるシャペロンの細胞内局在、特にウイルスの増殖部位(タンパク質合成、RNA複製、粒子形成)への変化を経時的に追跡可能なシステムの構築を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世界で病原性を示すほぼ全てのフラビウイルスを網羅することに成功した。また異常蛋白質により凝集するシャペロンおよびコシャペロンを同定できるシステムも樹立した。ウイルスのみならず癌や神経変性疾患の病態解明にもつながる貴重なリソースである。
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