• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

がん幹細胞を標的にした新規近赤外光線免疫療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K20796
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0901:腫瘍学およびその関連分野
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

岡田 隆平  東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 特任助教 (60806454)

研究期間 (年度) 2021-08-30 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード近赤外光線免疫療法 / 光免疫療法 / IR700 / がん幹細胞 / 抗体薬物複合体 / 頭頸部癌 / 腫瘍免疫
研究開始時の研究の概要

がんに対する近赤外光線免疫療法(光免疫療法)はがん細胞のみを破壊できる方法として開発されたものである。2020年、世界に先駆け本邦で再発転移頭頸部癌に対して条件付き承認され、2021年からは保険診療として実施可能になった。一方で、抗がん剤治療や放射線治療に対して治療が効きづらい細胞として、がん幹細胞というものがある。本研究はがん幹細胞を標的として、腫瘍内からそれのみを取り除く新しい治療法を開発することを目指している。実用化されれば、今まで抗がん剤や放射線治療に効きづらかった患者さんに対しても良い治療となる可能性がある。

研究成果の概要

本研究ではがん幹細胞を標的にした新規近赤外光線免疫療法の開発を目的としていた。共同研究者から譲渡を受けたがん幹細胞の細胞膜抗原に対するモノクローナル抗体に光感受性物質であるIR700を結合させ、新規の抗体-光感受性物質複合体の作成に成功した。薬剤の品質に関しては液体クロマトグラフィを用いて評価を行った。また培養細胞を用いて、実際に近赤外光線免疫療法を施行し、その有効性を確認した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究を通して、がん幹細胞を標的とした新規の抗体ー光感受性物質複合体の作成に成功し、その効果を培養細胞を用いて証明した。本薬剤を用いれば、がん組織中においてヒエラルキーの頂点に位置するとさせるがん幹細胞を特異的に破壊できる可能性がある。今後さらなる追加実験が必要ではあるが、新たながん治療となる可能性があり、頭頸部がんのみならず多くのがん患者を救うことが期待される。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [学会発表] Near-infrared photoimmunotherapy: A newly developed cancer therapy2022

    • 著者名/発表者名
      Ryuhei Okada
    • 学会等名
      1st Joint Meeting of Tri-Head and Neck Society 2022
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 国際学会 / 招待講演

URL: 

公開日: 2021-10-22   更新日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi