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アストロサイト由来のエクソソーム分離方法の確立とリキッドバイオプシーとしての応用

研究課題

研究課題/領域番号 21K20903
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0902:内科学一般およびその関連分野
研究機関大阪大学

研究代表者

丸谷 典子  大阪大学, キャンパスライフ健康支援・相談センター, 招へい研究員 (10909815)

研究期間 (年度) 2021-08-30 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードアストロサイト / エクソソーム / リキッドバイオプシー / アルツハイマー型認知症 / バイオマーカー / 細胞外小胞
研究開始時の研究の概要

本研究はアストロサイト由来エクソソーム(ACE)の分離法を開発する。まず、EAAT1やEAAT2などの代表的なアストロサイト特異的蛋白によって、iPS細胞由来アストロサイトの培養上清中に放出されたACEを分離出来る条件を検証する。分離が困難な場合は培養上清中のACEを精製後、ショットガン解析で網羅的に探索し適切な膜蛋白を探索する。同定した特異的膜蛋白の細胞外ドメインを標的としたポリクローナル抗体を作製し免疫沈降の系を確立する。その系を元に、患者・健常者の体液中に存在するACEを分離し、マーカー蛋白量やアストロサイト関連蛋白(GFAPなど)の変化を検証する。

研究成果の概要

精神神経疾患のバイオマーカーを確立するために、脳を直接バイオプシーすることは難しい。そのため、代替の方法が必要である。様々な細胞は、血液や他の体液中にエクソソームと呼ばれる小さな構造物を放出していて、脳のアストロサイトも同様である。したがって、血液中に存在するアストロサイト由来のエクソソームを分析することで、「リキッドバイオプシー」と呼ばれる手法を用いて、新たな精神神経疾患のバイオマーカーを見つけることができる。この研究では、特定のアストロサイトの膜蛋白をターゲットにし、免疫沈降法という手法を用いて、血漿中のアストロサイト由来のエクソソームを分離する方法を検討した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

精神神経疾患の診断には確かなバイオマーカーが少なく、問診だけでは正確ではない。その理由の一つは、脳を直接バイオプシーすることが難しいからである。そこで、脳のアストロサイトが血液中に放出する微小な構造物であるエクソソームを分離し、リキッドバイオプシーと呼ばれる方法を確立することで、精神神経疾患の効果的なバイオマーカーを見つけることができる。これは、精神医療において大きな貢献となる。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-10-22   更新日: 2024-01-30  

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