研究課題/領域番号 |
21K20954
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0905:恒常性維持器官の外科学およびその関連分野
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
水田 幸恵 九州大学, 医学研究院, 助教 (20906341)
|
研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 心筋炎 / レドックス / DNP-MRI / ドキソルビシン心筋症 / 心臓 / ミトコンドリア / 酸化ストレス |
研究開始時の研究の概要 |
心筋炎では無症状から循環不全に至る劇症型まで幅広い病像を来すが、劇症化を事前に予見することは困難である。心筋炎の病態には心筋の酸化ストレスやミトコンドリア機能異常が深く関わっており、それらを生体イメージングで可視化できれば、非侵襲的な診断が可能となる。心筋炎の生体内レドックス状態を磁気共鳴代謝イメージング装置で評価することで、心筋炎を早期に診断可能にすることを目指している。
|
研究成果の概要 |
心筋炎の病態には心筋の酸化ストレスやミトコンドリア機能異常が深く関わっており、それらを生体イメージングで可視化できれば、非侵襲的な診断が可能となる。本研究では薬剤性心筋炎モデルマウスにおける生体内レドックス状態を、分子イメージングプローブを用いて磁気共鳴代謝イメージング装置(in vivo DNP-MRI)で評価した。マウスの全身状態が悪化する以前の早い段階から有意差が見られたことから、in vivo DNP-MRIは心筋炎の早期診断に有用であることが示唆された。さらにin vitroの評価によって、心筋でのCmPの代謝は主にミトコンドリア機能を反映していることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心筋炎では無症状から循環不全に至る劇症型まで幅広い病像を来すが、心不全症状が現れるまでの早期診断は困難である。本研究で示された磁気共鳴代謝イメージング装置を用いたミトコンドリア機能の可視化による早期診断の可能性を発展していくことで、今後臨床応用につながっていく可能性があると考える。
|