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Probioticsによる腫瘍微小環境改変がもたらす膵癌免疫療法の新展開

研究課題

研究課題/領域番号 21K20957
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0905:恒常性維持器官の外科学およびその関連分野
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

吉村 知紘  和歌山県立医科大学, 医学部, 準客員研究員 (70908764)

研究期間 (年度) 2021-08-30 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード膵癌 / 腸内細菌 / 腸内細菌叢 / 膵腺癌 / 腫瘍微小環境 / 臨床病理学的特徴 / 免疫組織化学染色 / Probiotics
研究開始時の研究の概要

膵腺癌免疫治療の効果が限定的である要因として、腫瘍微小環境における抗腫瘍効果を担う腫瘍特異的細胞傷害性T細胞の欠如や、免疫抑制性の骨髄細胞を含む豊富な間質の存在が挙げられる。このような免疫抑制状態となっている腫瘍微小環境(Cold TME)において、腫瘍免疫を成立させるには、免疫原性の高いHot TMEに改変する必要がある。
本研究では膵腺癌患者に対してProbioticsを用いた介入による腸内細菌叢の構成、多様性の変化および膵腺癌TMEの免疫学的解析とともに、膵腺癌マウスモデルにおけるProbiotics併用によるICIs治療の有効性を腸内細菌とTMEとの関連性の視点から明らかにする。

研究成果の概要

化学療法が腸内細菌叢に及ぼす影響を詳細に解明することで従来の治療にProbioticsを併用することの有用性を探索する臨床研究実施の基盤的データを収集することを目的とする。
膵癌に対して化学療法が予定されている患者10例を登録した。男性は8例、女性は2例であった。年齢の平均は70.8歳、切除可能性分類はR膵癌2例、BR膵癌1例、UR膵癌7例であった。化学療法のレジメンはGnP5例、mFOLFIRINOX5例であった。化学療法の効果判定ではPR:4例、SD:6例であった。ヒト便検体は使用時まで-80℃で保管を行った。便検体および末梢血を現在解析中である。解析結果が揃い次第、論文化を行う。

研究成果の学術的意義や社会的意義

化学療法が腸内細菌叢に及ぼす影響を詳細に解明することで従来の治療にProbioticsを併用することの有用性を探索する臨床研究実施の基盤的データを収集することを目的とする。本研究の結果をもとに、化学療法施行時にプロバイオテックス投与の必要性を検討することで、難治癌のひとつである膵癌患者の治療成績向上に寄与する可能性がある。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2021-10-22   更新日: 2025-01-30  

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