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体内水素発生を惹起する経口シリコン製剤を用いた腎保護効果に関する作用機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21K20970
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0906:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
研究機関大阪大学

研究代表者

田中 亮  大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (60909654)

研究期間 (年度) 2021-08-30 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード腎線維化 / 酸化ストレス / 腎不全 / シリコン / マウス / シリコン製剤 / 経口シリコン製剤 / 腸内細菌叢 / 抗腎線維化治療 / 慢性腎不全
研究開始時の研究の概要

慢性腎臓病(CKD)は腎障害の進行とともに尿細管間質領域に線維化をきたす疾患であり、その病態の増悪には細胞傷害性活性酸素種による酸化ストレスが関与していることが知られている。我々はこれまで体内で水素を発生させるシリコン製剤を用いて、酸化ストレス抑制を通じた腎保護効果を報告した。しかしながらその作用機序は未だ十分に解明されているとはいえない。我々は腸管内で水素が産生されることにより、腸内細菌叢が変化することを予備試験で見出した。本研究ではラットの腎線維化モデルを用いて、腸内細菌叢の変化が腎機能へおよぼす影響を探索し、腎保護に貢献しうる新たな治療法の確立をめざす。

研究成果の概要

慢性腎臓病が末期腎不全に移行する過程で共通してみられる病態は腎尿細管間質の線維化である。これはヒドロキシルラジカルをはじめとする細胞傷害性活性酸素種による酸化ストレスで促進されることが知られている。我々は酸化ストレスを軽減する水素に着目し、シリコン製剤の経口摂取による新たな水素投与法を確立した。我々はシリコン製剤投与により、腎局所の酸化ストレスの軽減、腎尿細管の細胞死ならびに、線維化促進因子の発現抑制を介して、腎線維化が抑制されることを示した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

シリコン製剤の経口摂取は、腸管内で多量の水素を発生させることができ、簡便で安全な画期的治療方法としての臨床応用が高く期待され、高い独自性と創造性を有する。また、腎線維化抑制を通じて慢性腎臓病の進行を抑えることができれば、臨床上極めて有効性が高い治療法となる可能性がある。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-10-22   更新日: 2024-01-30  

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