研究課題/領域番号 |
21K21101
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0907:口腔科学およびその関連分野
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研究機関 | 神奈川歯科大学 |
研究代表者 |
金森 慶亮 神奈川歯科大学, 歯学部, 助教 (70911296)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | GPRC5B / 頭頸部扁平上皮癌 / 癌糖代謝 / 口腔癌 / アポトーシス / 癌の糖代謝 / 癌特異的カベオラ異常 |
研究開始時の研究の概要 |
癌細胞は、自らの生存・増殖の為に多量の糖を必要としている。本来、糖がなければ生存することが出来ない頭頸部扁平上皮癌細胞において、糖尿病原因遺伝子とされるGPRC5Bが多く発現していると、非常に糖が少ない環境でも癌細胞が生存することが明らかとなった。本研究では、GPRC5Bが糖飢餓状態におかれた癌細胞の生存率をいかなるメカニズムで維持しているのか、GPRC5Bの機能に癌細胞特有の異常があるのか解明する。
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研究成果の概要 |
オープンデータべースを用いたGPRC5B発現量と各担がん患者の5年生存率の比較から、多くのがん種においてGPRC5Bが予後因子として作用する可能性が示唆された。頭頸部扁平上皮癌細胞株を用いた分子生物学的検討により、GPRC5Bは頭頸部扁平上皮癌細胞株において、糖飢餓によって誘導されるアポトーシス回避への関与が考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
診断時にGPRC5Bの発現レベルを検討することで、ケトン食療法の治療前効果判定のマーカーとして応用できる可能性がある。GPRC5Bは受容体であるため、結合するリガンドを同定することで将来的に分子標的治療薬(抗体薬)としての応用も十分可能であると考える。
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