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職場移動における看護師のエンプロイアビリティ:看護師の認識に関する調査

研究課題

研究課題/領域番号 21K21160
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0908:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関東京大学

研究代表者

磯部 環  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (60909935)

研究期間 (年度) 2021-08-30 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード生涯キャリア発達 / キャリア自律 / 採用 / 転職 / 持続可能なキャリア / エンプロイアビリティ / 看護師 / キャリア / 持続可能性 / キャリア開発 / 組織間移動 / 生涯キャリア / 人的資源管理
研究開始時の研究の概要

看護師の大半は職場移動を数年単位で繰り返すが、条件や能力のミスマッチから、就業意欲があるにも関わらず希望する就業先に採用されない看護師も存在する。そこで、職場移動における看護師のエンプロイアビリティ(雇用される能力)に注目し、先行研究ではその構成要素、採否判定における各要素の相対的重要度を採用側の認識から明らかにした。本研究では、看護師自身のエンプロイアビリティの認識、エンプロイアビリティに関する情報提供が看護師の認識に与える影響を明らかにする。それにより、看護師のエンプロイアビリティ自己評価指標開発への手がかりとなり、看護師のキャリア計画や人材育成の指標としての活用につながると期待される。

研究成果の概要

職場移動におけるエンプロイアビリティに関する看護師の認識および、エンプロイアビリティの構成要素ごとの自己評価による認識の変化を明らかにすることを目的とした。Web調査を実施し、看護師免許保有者700名の回答を得た。構成要素に関する情報提供前のエンプロイアビリティ自己評価は平均5.6点(範囲:1-10)であった。構成要素ごとの自己評価後にエンプロイアビリティが思っていたよりも「高い」と感じた者は5.9%、「やや高い」25.4%、「同程度」43.0%、「やや低い」17.7%であった。構成要素に沿った自己評価は、エンプロイアビリティの客観的な自己評価等に肯定的な影響があると7割以上の者が回答した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

看護師が自身のエンプロイアビリティを客観的な視点をもって評価できるようになることは、看護師が自身の能力開発やキャリア選択を主体的に考えるきっかけになると考えられ、ひいては看護師の自律的なキャリアデザインを促進することが期待される。
本研究は、看護師における自身のエンプロイアビリティに関する認識の実態および、職場移動における看護師のエンプロイアビリティの構成要素に沿った自己評価の有用性を明らかにしたものであり、今後の看護師のエンプロイアビリティ自己評価ツールの開発に有益な知見を提供したという点に学術的意義、社会的意義があると言える。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-10-22   更新日: 2024-01-30  

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