研究課題/領域番号 |
21K21161
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
川本 祐子 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 助教 (70527027)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 過敏性肺炎 / 抗原回避 / 患者 / 家族 / 医療支援ニーズ / 医療支援 / ニーズ |
研究開始時の研究の概要 |
過敏性肺炎患者に対する治療の基本は、徹底的な抗原回避(原因抗原の吸入や接触を回避すること)である。しかし、抗原回避の実施や長期にわたる継続は困難な場合も多く、医療者による継続的な支援が必要となる。現状では抗原回避を促す支援方法は十分に検討されていないが、抗原回避の実施状況が患者の病状進行や予後へ影響を及ぼすため、支援方法の早急な確立が求められる。継続的な抗原回避を促す支援方法を検討するための基盤として、本研究では、過敏性肺炎患者およびその重要他者である家族の抗原回避過程における医療支援ニーズを網羅的に解明することを目的とし、2つの調査(面接調査と文献調査)を実施する。
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研究実績の概要 |
過敏性肺炎患者に対する第一の治療は、徹底的な抗原回避(原因抗原の吸入や接触を回避すること)である。しかし、徹底的な抗原回避の実施や長期にわたる継続は困難な場合も多く、医療者による継続的な支援が必要となる。現状では抗原回避を促す支援方法は十分に検討されていないが、抗原回避の実施状況が患者の病状進行や予後へ影響を及ぼすため、支援方法の確立は喫緊の課題である。 患者の抗原回避の実施・継続において、家族の存在は大きく影響を及ぼす。患者の予後を左右しうる抗原回避が適切に行われるよう、患者のみならず家族に対しても支援を検討する余地がある。そのため、本研究では患者・家族の医療支援ニーズを探るため、抗原回避の必要性を指摘された過敏性肺炎患者およびその家族を対象とした面接調査を実施した。 2021年度に面接調査のデータ収集を終え、2022年度はその内容を分析し、療養体験について過敏性肺炎患者およびその家族が語った内容から、抗原回避を実施する過程で患者およびその家族が抱える医療支援ニーズを抽出した。そして、研究結果の一部を国際学会にて報告した。2023年度は、予定していた通り、本研究成果の公表に尽力した。面接調査で得られた過敏性肺炎患者およびその家族の医療支援ニーズについての論文の出版に向けて、国際誌への論文の投稿を進めているが、2023年度中の受理には至らず、原稿の修正、再投稿およびその査読対応に継続的に取り組んでいる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究成果の公表に向けて論文の再投稿を進めているが、原稿の大幅な修正が必要となり当初の再投稿スケジュールよりも遅れが生じている
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今後の研究の推進方策 |
過敏性肺炎患者およびその家族の医療支援ニーズに関する論文の出版に向けて、再投稿に向けた一連の作業を進める。
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