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生命の危機的状況にある児と家族の「ふれあい」を促す看護ケアモデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 21K21202
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0908:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関聖路加国際大学

研究代表者

西本 葵  聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 助教 (10907653)

研究期間 (年度) 2021-08-30 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード小児集中治療室 / 家族面会 / 看護実践 / 家族看護 / ふれあい / 看護ケア / 看護ケアモデル / 触れる
研究開始時の研究の概要

小児集中治療室において面会制限の緩和を早急に進めることは容易でなく、家族面会は限られた時間の中で許される唯一のふれあいの場となる。家族が児に近づきケアを行いたいというニーズは明らかになっており、それを促す看護ケアの必要性も示唆されている一方で、具体的な看護ケア内容を明確に示した研究は十分でない。本研究では、小児集中治療室の面会時間において生命の危機的状況にある児と家族のふれあいを促すために看護師が実践する卓越した看護ケアを具体的に可視化し、看護ケアモデルを構築することを目的とし、限られた時間での看護ケアの質の向上に貢献する。

研究成果の概要

本研究は、生命の危機状態にある子どもと家族のふれあいを促すための看護実践について明らかにすることを目的とし、PICUにて5年以上臨床経験のある看護師10名に半構造化インタビューを行い、質的記述的に分析した。
まず、面会前に備える看護実践という準備段階から始まっており、子どもと家族の対面場面を支える看護実践、ふれあいを促すケアに関する看護実践という身体接触を促す場面での介入が示された。さらに、ベッドサイドで家族に伝える看護実践、子どもと家族のことを知る看護実践という心理面に焦点をあてた介入も見出され、多岐に渡る内容で構成された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

子どもが予期せぬ状況で生命の危機状態に陥った両親の不安やショックは計り知れず、機械類に囲まれた状態で積極的に近づき、「ふれあう」ことは容易ではない。また、面会時間は限られた時間であることからも、その場面における看護実践を具体的な形で可視化することは意義深いことと考える。
そして、小児専門病院ではない集中治療室の看護師では、面会時の子どもと家族の対応に慣れていないことも考えられる。今後そのような場においても幅広く知識と技術を広めるべく実践ガイド等を開発する必要があるが、本研究結果は基盤的データとなり役立つ。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 生命の危機的状況にある子どもと家族のふれあいを促す看護実践2023

    • 著者名/発表者名
      西本葵
    • 学会等名
      第30回PICUワークショップ
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書

URL: 

公開日: 2021-10-22   更新日: 2025-01-30  

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