研究課題/領域番号 |
21K21231
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
塩谷 彦人 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 助教 (60907153)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | MRI / 足底腱膜 / アキレス腱 / 筋腱複合体 / スティフネス / 足部アーチ / 動作解析 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、健常若年男女および長距離ランナーを対象に、磁気共鳴画像法を用いて受動的な関節角度変化および等尺性筋力発揮中の足底腱膜・アキレス腱の長さ変化を計測し、関節トルクとの関係から各組織の力学的特性を算出する。足底腱膜・アキレス腱の力学的特性の関係やその個人差・性差を詳細に解析し、これらの組織の相互作用と身体運動パフォーマンス(筋力や走タイム)との関連性を明らかにすることを目的とする。
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研究成果の概要 |
本研究は、人間の足部・下腿に存在する足底腱膜とアキレス腱の解剖学的な連結に着目した。足底腱膜とアキレス腱は受動的な足部・足関節背屈や等尺性足関節底屈時に相互作用を示し、これらの組織の力学的特性のバランスが受動的な足部・下腿の可動域の決定因子となることや、下腿三頭筋の張力発揮能力に影響を及ぼし得ることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人間の下肢・足部軟組織のバネ機能の関連性を紐解くために、足底腱膜・アキレス腱を直列弾性要素と捉えて徹底解析し、身体運動パフォーマンスとの関連性を検証した研究は皆無と言って良い。足底腱膜・アキレス腱の力学的特性の相互作用を解明することは、人間の身体運動における下肢・足部軟組織のバネ機能の解明において重要なステップである。本研究によって見出される足底腱膜・アキレス腱特性の相互作用に関わる負の適応に関する知見は、一般人からアスリートまで幅広い人々の競技力向上・障害予防のためのコンディショニング法の開発に大きく貢献することが期待される。
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