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社会的要因が中高生アスリートの心理的安全性と幸福感に及ぼす影響に関する調査

研究課題

研究課題/領域番号 21K21232
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
研究機関早稲田大学

研究代表者

木下 敬太  早稲田大学, スポーツ科学学術院, 助教 (50907152)

研究期間 (年度) 2021-08-30 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードスポーツマネジメント / ユーススポーツ / ウェルビーイング / 心理的安全性 / インシビリティ / ユースアスリート / 組織行動
研究開始時の研究の概要

社会的要因が中高生アスリートの幸福感に影響するメカニズムを明らかにし、アスリートの幸福感向上のための方策を見出すことを目的とする。1)中高生アスリートよりデータ収集を行い、指導者やチームメイトのインシビリティ(組織内での敬意を欠いた行動)が選手の心理的安全性と幸福感に影響するメカニズムを解明する。2)インシビリティ高群と低群を抽出し、それぞれのグループに所属する選手のストレスレベル並びに睡眠の質を測定することで、社会的要因がどのように選手の生理反応(主に心拍数と皮膚電気活動)に影響するかを調べる。最終的に3)我が国における中高生アスリートの幸福感向上のための組織に必要な方策を見出す。

研究成果の概要

本研究課題は、中高スポーツ参加者の心理的安全性に指導者とチームメイトの敬意を欠いた行動がどのように影響を及ぼすかを調査した。本研究は、3時点における縦断的データ収集を行い、心理的安全性の変化に指導者とチームメイトがどのように影響を及ぼし、心理的安全性の変化が中高スポーツ参加者の心理的ウェルビーイングや向社会行動にどのような影響を及ぼしているかを調査した。本調査より得られた結果は、コーチとチームメイトの敬意を欠いた行動は、心理的安全性の3時点での心理的安全性の変化にネガティブな影響を及ぼし、心理的ウェルビーイングと向社会行動にもネガティブな影響を与えるという結果が見られた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

中高生年代におけるスポーツ参加においての指導のあり方や、子ども同士の関わり方についてさまざまな議論が飛び交う昨今において、ほんのちょっとした敬意を欠いた行動が、スポーツチームにおける失敗を恐れてチャレンジがし辛い環境を作り出し、子どものスポーツを通した健全な育成にネガティブな影響を与えるということが本研究を通して理解できた。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] Incivility and psychological safety in youth sport: the reciprocal effects and its impact on well-being and social outcomes2022

    • 著者名/発表者名
      Kinoshita Keita、Sato Shintaro
    • 雑誌名

      Sport Management Review

      巻: 26 号: 2 ページ: 246-270

    • DOI

      10.1080/14413523.2022.2138110

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [学会発表] Incivility and Psychological Safety in Youth Sport: The Reciprocal Effects and Its Impact on Well-being and Social Outcomes2022

    • 著者名/発表者名
      Keita Kinoshita
    • 学会等名
      16th European Congress of Sport and Exercise Psychology (FEPSAC)
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2021-10-22   更新日: 2024-01-30  

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