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認知機能検査としてのMixed Reality課題の基準関連妥当性

研究課題

研究課題/領域番号 21K21238
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
研究機関関西医科大学

研究代表者

橋本 晋吾  関西医科大学, リハビリテーション学部, 助教 (00908832)

研究期間 (年度) 2021-08-30 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード認知機能 / 軽度認知障害 / Mixed Reality / リハビリテーション / 高齢者 / 認知症
研究開始時の研究の概要

Virtual Realityよりも身体的・精神的負担が少ないと報告されているMixed Reality(MR)を認知機能のリハビリテーションに利用するため、MRアプリケーションの認知課題(以下、MR課題)を開発した。
本研究では、我々の開発したMR課題が従来の神経心理学的検査と関連するのかについて検証を行う。MR課題が認知機能評価として妥当であれば、専門医療機関でなくとも簡便に認知機能評価が実施可能となるため、本技術が認知症や軽度認知障害のスクリーニング検査として用いられ、早期発見や進行予防に貢献できると考えている。

研究実績の概要

Mixed Realityを認知機能のリハビリテーションに応用するため、Mixed Realityアプリケーションを用いた認知課題(以下MR課題)を開発した。本研究では、MR課題と神経心理学的検査との相関、そして、MR課題を認知機能評価として実施する妥当性について検証することを目的とする。
研究対象は地域在住高齢者およびデイケアセンター利用者とし、対象者にMR課題と神経心理学的検査、認知機能検査を同日内に実施した。MR課題は、数字抹消課題(数字は1から20として、水平視野120度および180度の空間に展開した)と花道課題(正解オブジェクトは2種または3種として、道の幅1.5m、道の長さ3mとした)を用いて、それぞれ2回ずつを「ヘッドトラッキング&注視モード」(ヘッドマウントディスプレイ中央に固定されたカーソルを頚部体幹運動により移動させてターゲット上に重ね、そのまま0.8秒保持することでオブジェクトを抹消する)と、「触れるモード」(手でコンピュータグラフィックスのオブジェクトに触れて抹消する)の2条件で実施した。神経心理学的検査として日本語版Trail Making TestとTapping Spanを、認知機能検査として日本語版Montreal Cognitive Assessmentと日本語版Montreal Cognitive Assessmentを実施した。また、身体機能による影響を除外する目的としてTimed Up & Go Testと上肢リーチ速度計測を実施した。
MR課題実施に伴う有害事象(めまい、気分不良など)を訴えた対象者は0名であったことから、MR課題は高齢者にとって身体的精神的負担が少ない課題であることが確認できた。
統計処理の結果、数字抹消課題・触れるモード・水平視野180度の所要時間に、認知機能検査と関連するカットオフ値があることを確認した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

統計処理は完了したが、結果の解釈に難渋しているため論文執筆作業が遅れている。

今後の研究の推進方策

論文執筆作業を継続して、今年度中に国際誌に投稿手続きを行う予定である。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 認知機能評価としてのMixed Reality課題の基準関連妥当性2022

    • 著者名/発表者名
      橋本晋吾、種村留美、田口周、長谷公隆
    • 学会等名
      第6回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2021-10-22   更新日: 2024-12-25  

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