研究課題/領域番号 |
21K21262
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
石山 大介 日本医科大学, 医学部, アシスタントスタッフ (30906110)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | サルコペニア / 脳卒中 / 急性期 |
研究開始時の研究の概要 |
脳卒中患者500例に対して、発症早期よりサルコペニア(骨格筋量が減少し、筋力や運動機能が低下した病態)を評価し、その後の日常生活活動能力や再発などとの関連を明らかにする。これらの分析については、脳卒中の重症度や併存疾患、高次脳機能や精神機能なども考慮したうえで実施する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、急性期脳卒中患者におけるサルコペニア(骨格筋量および筋力が低下した病態)が、日常生活動作能力などの機能予後に及ぼす影響を明らかにすることである。 我々は、急性期脳卒中患者318例を対象に発症初期の日常生活活動能力と転帰先との関連を検討し、日常生活活動能力は転帰先に関連する重要な指標であることを確認した。 日常生活活動能力を向上させる方策として、急性期脳卒中患者306例を対象に、生体電気バイオインピーダンス法を用いて骨格筋を評価し、急性期病院入院中における日常生活活動能力の改善度との関連性を検討した。生体電気インピーダンス法における指標としては、骨格筋の量を反映した骨格筋指数、骨格筋の質を反映した位相角、細胞内外の体液分布を反映した細胞外水分比を挙げた。分析に際しては、年齢や脳卒中の重症度も考慮して検討した。その結果、日常生活活動能力の改善度に対して有意に関連する指標として、位相角と細胞外水分比が挙げられ、それぞれ基準値を下回る場合に独立した関連が認められた。 急性期脳卒中患者では、位相角に加えて細胞外水分比が関連した本研究結果は、日常生活活動能力の改善に向けたリハビリテーションに際して、体液の状態にも着目する必要性を示唆するものであった。また、脳卒中患者の詳細な骨格筋評価は有用なリハビリテーションに繋がる可能性が考えられた。 今後の研究の展開としては、バイオインピーダンス法による骨格筋評価に加えて、握力や身体パフォーマンス(立ち座り能力など)を評価し、サルコペニアの評価を実施するとともに、急性期病院入院中の検討にとどまらず、発症6ヶ月後の機能予後に及ぼす影響を調査したため、論文として報告する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
COVID-19感染症拡大予防のため、データ測定者の人員配置に制限があり、研究体制の確立に時間を要したが、1年間のデータ収集、追跡調査を完了し、解析結果が得られている。
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今後の研究の推進方策 |
脳卒中急性期のサルコペニアおよび体組成指標と発症6ヶ月後における日常生活動作能力の調査結果との関連を検討し、論文として報告する。
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