研究課題/領域番号 |
21K21267
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 静岡産業大学 |
研究代表者 |
清宮 孝文 静岡産業大学, スポーツ科学部, 講師 (30773808)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | スポーツボランティア / 他律的な認識 / 大学生 / メディア / 学校教育 / 日米比較 / 量的調査 / ボランティア / 他律的 / スポーツ / 形成理由 / 国際比較 / 他律性 / 形成過程 |
研究開始時の研究の概要 |
スポーツボランティアに対する他律的な認識は今後の「支える」スポーツ人口の増加に影響を与える可能性がある。そこで、本研究では大学生に着目し、スポーツボランティアに対する他律的な認識の形成理由を明らかにすることを目的とする。具体的には、第一に大学生がスポーツボランティアに対して他律的な認識を持った理由を構造化する。第二に、諸外国と日本の大学生のスポーツボランティアに対する認識を比較し、日本人の特性に着目する。これらの調査は、社会調査会社に依頼し、量的調査で研究を実施する。
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研究成果の概要 |
本研究は大学生がどのような経緯でスポーツボランティアに対して他律的な認識を持つのかを明らかにするため、3つの仮説(①メディアによる影響,②教育による影響,③日本の風土による影響)を検証することを目的とした。アンケートによる2つの量的調査を実施した結果、調査対象者のうち、約2~3割の大学生はスポーツボランティアに関する報道や学校教育における強制的なスポーツボランティア活動の影響で他律的な認識を有したことが示唆された。また、アメリカの大学生と日本の大学生を比較したところ、スポーツボランティアに対する認識が両国で異なることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
スポーツイベントやスポーツ指導の現場では、スポーツボランティア人材の不足に悩まされているところが存在する。このような背景から、強制的に高校生や大学生をスポーツボランティア活動へ動員しているケースも少なくない。本研究では、メディアや学校教育の影響によって、スポーツボランティア活動に他律的な認識を持った大学生がいること、またスポーツボランティア活動への利己的な認識が特に参加意欲を高める可能性が示された。今回の知見は、運営側の募集方法やボランティアマネジメントに役立つことが期待される。
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