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導電繊維を用いた手袋型センサによる把持物体および把持姿勢認識とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 21K21299
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 1001:情報科学、情報工学およびその関連分野
研究機関神戸市立工業高等専門学校

研究代表者

高田 崚介  神戸市立工業高等専門学校, その他部局等, 講師 (30909627)

研究期間 (年度) 2021-08-30 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードウェアラブル / Eテキスタイル / 導電繊維 / テキスタイルインタフェース / データグローブ / バーチャルリアリティ / 把持物体認識 / 信号解析
研究開始時の研究の概要

導電繊維をセンサとして用いることにより,安価かつ軽量・装着性が良く,洗えて壊れにくいデータグローブ技術を開発してきた.本技術にて指の曲げ/開き/指同士の接触および接触位置といった手形状ならびに把持物体を認識可能である.本技術を拡張し,把持物体の把持姿勢および壁や障害物といった周囲環境への手指の接触および接触姿勢を認識することを目指す.本研究はヘッドマウントディスプレイを用いた没入型VRアプリケーションにおいて,実世界の物体や障害物の形や重さなどの質感を活用したまま,物体に対するユーザの把持や接触といった操作を認識に利用できる.

研究成果の概要

本研究は、導電繊維を用いた周辺環境への接触や触れ方の認識技術の開発を目的とする。この目的に対し、①周辺環境自体を導電繊維で構築することによる押下や押下圧力の認識、ならびに②接触位置およびその向きの技術開発に取り組んだ。
その結果、2件の成果を国内学会にて報告した。目的①に対して導電繊維によるアレイパターンを布上に印刷し、構築された布型センサに対するタッチおよびタッチ圧力の認識を行った。また、目的②に対して1m四方の導電アレイになっている布デバイスにアレイの各行および各列間に流れた直流電流の経路や電圧降下から、電気受動素子をとりつけた導電性衣類を装着して立ったユーザの触れ方の認識を行った。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本成果は、安価かつ装着感の良いウェアラブルセンシング技術であるため、靴下やカーペットなどの繊維製品に応用することで屋内位置推定技術はライフログなどの取得や、独居高齢者の見守りへの活用が期待されている。またバーチャルリアリティ向けの入力インタフェースとしての活用も可能である。
また、これまで開発してきた衣類自体の形状変化の計測技術と組み合わせることで、ユーザの立ち位置や向きといったコンテキストおよびユーザ自身の動作を合わせて計測できる。
今回の研究成果で開発した技術は衣類に電源や回路を搭載せず、被接触側のデバイス側にそれらを搭載する実施も可能であり、ユーザの装着感を妨げない特徴を有する.

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 導電繊維を用いた静電容量方式布QWERTYキーボード2023

    • 著者名/発表者名
      松村拓海,高田崚介
    • 学会等名
      情報処理学会 第85回全国大会論文集
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 導電繊維編み込みカーペットおよび靴下を用いた位置および向きの推定2023

    • 著者名/発表者名
      永山 晃誠, 高田 崚介
    • 学会等名
      情報処理学会 第202回HCI研究会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

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公開日: 2021-10-22   更新日: 2024-01-30  

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