研究課題/領域番号 |
21K21326
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
1002:人間情報学、応用情報学およびその関連分野
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研究機関 | 筑波技術大学 (2022) 国立研究開発法人産業技術総合研究所 (2021) |
研究代表者 |
松尾 政輝 筑波技術大学, 保健科学部, 助教 (00912271)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 視覚障害 / 音触情報 / 認知空間 / インクルーシブゲーム / 視覚障害者教育 / 空間認知 / 移動支援 |
研究開始時の研究の概要 |
視覚障害者は,視覚情報を聴覚・触覚情報に変換する感覚代行技術を用いて様々な情報を得ている.しかし,近年,コンピュータ画面の高精細化に伴う情報の高密度化が進み,同時に提示される情報の把握が煩雑になって来ている.このため,空間的に配置された情報を,視覚障害者が効率よく把握するための時空間的な聴覚・触覚情報への変換・提示手法の開発が急務である. そこで本研究では,視覚障害者の認知可能な空間を拡張する聴覚・触覚提示方法を解明し,様々な空間理解を促すための音触提示基盤を構築することを目的とする. 具体的には音触提示基盤を構築し,移動支援やマインドマップ理解のためのシステムへ応用の上で,それらの評価を行う.
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研究成果の概要 |
視覚障害者が様々な空間理解を促すための音触提示基盤の構築を行い,インクルーシブゲーム等のエンタテインメント充実,数式理解システムなどの教育支援,移動支援などに応用した.一方で,インクルーシブゲーム内のリアルタイムに変化する状況への対応や,拡大状況により変化する地図情報の提示など,応用する対象に応じて一部提示手法を拡張・変更する必要があったため,より多くの視覚的コンテンツを提示可能とするための提示基盤を提案していくことが今後の課題である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では視覚的情報の文脈・種類によらず聴覚・触覚的に提示できるよう,時空間的な変換を統一的に行う音触提示基盤を構築することを目指した. このような基盤が創出されることで,視覚障害者における移動・娯楽・創作などの支援のような様々な分野への応用が期待でき,ひいては視覚障害者の社会参画の促進・自己実現の支援・QoL向上に繋がる}.
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