研究課題/領域番号 |
21K21327
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
1002:人間情報学、応用情報学およびその関連分野
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
赤坂 文弥 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究員 (90909722)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | リビングラボ / 共創 / 実践知 / ユーザ参加 / 支援ツール / プロジェクト設計 / サービスデザイン / 文献調査 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、生活者との長期的な共創を通じてサービスをデザインする「リビングラボ(LL)」のアプローチが高い注目を集めている。しかしながら、LLを効果的に進めるための知見(実践知)は殆ど整理されておらず、企業や行政などのLL実践者は、“拠り所”となる知見や手法がないまま、場当たり的にLLプロジェクトの設計や運営を行っていることが多い。そこで本研究では、実践知を活用してLLプロジェクトの設計を行うための汎用的な手法を開発する。そのために本研究では、まず、LLの実践知を収集・整理する。そして、それらの実践知を“指針”として活用しながら、LLプロジェクトの設計を行うための手法やツールを開発する。
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研究成果の概要 |
近年、生活者との長期的な共創を通じてサービスをデザインするリビングラボ(LL)が注目を集めているが、LLを効果的に進めるための知見(実践知)は殆ど整理されていない。 本研究の目的は、実践知を活用してLLプロジェクトの設計を行うための汎用的な手法を開発することである。初年度は、LLの実践知の収集・整理を行い、知識アーキテクチャを構築した。2年目には、構築した知識アーキテクチャをもとに、LLにおけるユーザ参加プロセスを計画・設計するためのツールを開発した。本ツールを、実事例の振り返りや分析に適用し、その有用性を確認した。本成果は、査読付国際誌に採択・掲載された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
LLは、社会とより密接した形での技術開発やサービス創出を積極的に展開していくためにも、今後の社会で非常に重要になるデザインアプローチである。しかしながら、LLを効果的に実践するための知識や支援ツールは、これまでに殆ど整理されていなかった。これに対して、LLに関する過去の文献を網羅的に調査した上で、LL実践のための知識アーキテクチャや支援ツールを明らかにした本研究は、様々な現場で活用できる成果であり、学術界だけでなく、産業界への貢献も大きい。
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