研究課題/領域番号 |
21KK0189
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分64:環境保全対策およびその関連分野
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
上原 浩一 千葉大学, 大学院国際学術研究院, 教授 (20221799)
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研究分担者 |
梅木 清 千葉大学, 大学院園芸学研究院, 教授 (50376365)
加藤 顕 千葉大学, 大学院園芸学研究院, 准教授 (70543437)
タヴァレス・ヴァスケス ジエーゴ 東京大学, 大学院総合文化研究科, 特任講師 (60835320)
倉田 正観 東京大学, 大学院総合文化研究科, 特任研究員 (40899324)
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研究期間 (年度) |
2021-10-07 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
18,980千円 (直接経費: 14,600千円、間接経費: 4,380千円)
2024年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2023年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
2022年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 侵略的外来種 / イタドリ / 真菌類 / 生物種間相互作用 / メタバーコーディング解析 / 森林リモートセンシング |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、国家や大陸を超えて蔓延し、生物多様性に深刻な悪影響を及ぼす侵略的外来種の侵略のメカニズムを解明する国際共同研究である。対象とするのは日本原産で、19世紀以降欧米に侵入し侵略的外来種となったイタドリ、オオイタドリである。これら侵略的外来種の侵略的性質の形成メカニズムを解明し、今後の侵略的外来種抑制のための基盤情報を得ることを目的としている。そのためイタドリの原産国である日本と、侵入地域である英国・米国の研究者が共同で日本の自生地域と欧米の侵入地域の詳細な調査を行い、それらと周囲の生物相や環境を比較解析することで侵略的外来植物の侵略的性質獲得の法則性を見いだし、その抑制法を検討する。
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研究実績の概要 |
本研究は、国家や大陸を超えて蔓延し、生物多様性に深刻な悪影響を及ぼす侵略的外来種の侵略のメカニズムを解明する国際共同研究である。対象とするのは日本と近隣のアジア地域に自生し、19世紀以降欧米に人為的に導入され悪質な侵略的外来種として問題になっているイタドリ(Fallopiajaponica, 英名 Japaneseknotweed)、オオイタドリ(Fallopia sachalinensis,英名 Giant knotweed)である。これら原産地では他の植物に埋もれた、めだたない植物が、新たな地域に導入後、どのようにして強い侵略性を 獲得し分布を拡大したか、イタドリをモデルとして侵略的外来種の侵 略的性質の形成メカニズムを解明し、今後の侵略的外来種抑制のため の基盤情報を得ることを目的としている。そのためイタドリの原産国である日本と、侵入 地域である英国・米国の研究者が共同で日本の自生地域と欧米の侵入地域の詳細な調査を 行い、それらの植物体と周囲の生物相や環境を比較解析することで侵略的外来植物の侵略 的性質獲得の法則性を見いだし、その抑制法を検討することで地球規模の生物多様性の保全に貢献したい。 本年度は新型コロナ感染症の蔓延状況などの情報も含め調査計画を立てた。国内のイタドリ、オオイタドリについてはこれまで全国的なサンプリングを行ってきたが、両種の倍数性について合わせて調査されてこなかった。倍数性と遺伝子データを統合した調査を行う必要があると考え、国内の広域にわたって新鮮な試料の採集を重点的に行なった。研究代表者、分担者のサンプリングに加え、多くの研究者からサンプルの提供を受け、国内広域のサンプルが集まり、遺伝子解析の準備を進めると同時に、フローサイトメーターを用いた倍数性解析を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度は新型コロナ感染症の蔓延状況などの情報も含め調査計画を立てた。国内のイタドリ、オオイタドリについてはこれまで全国的なサンプリングを行ってきたが、両種の倍数性について合わせて調査されてこなかった。倍数性と遺伝子データを統合した調査を行う必要があると考え、国内の広域にわたって新鮮な試料の採集を重点的に行なった。研究代表者、分担者のサンプリングに加え、多くの研究者からサンプルの提供を受け、国内広域のサンプルが集まり、遺伝子解析の準備を進めると同時に、フローサイトメーターを用いた倍数性解析を行った。
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今後の研究の推進方策 |
23年度は英国の共同研究者を招聘し、国内調査と研究打ち合わせを行うとともに、英国内のイタドリ、オオイタドリの現地調査を実施する。また、22年度にサンプルした試料の次世代シークエンサー解析を進める予定である。
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