研究課題/領域番号 |
21KK0218
|
研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分01050:美学および芸術論関連
|
研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
伊藤 愉 明治大学, 文学部, 専任講師 (00816556)
|
研究期間 (年度) |
2022 – 2024
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
|
キーワード | ロシア演劇 / 社会主義リアリズム / アーカイヴ / ロシア・アヴァンギャルド / リアリズム / ファクトの文学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、基課題「1920年代後半ロシア演劇における「ファクト」の概念と方法論的展開の考察」に基づき、1920年代後半のポスト・ロシア革命期から1930年代にかけて、様々な機関、組織で盛んに論じられた多様な「リアリズム」概念を考察の対象としている。ロシア・アヴァンギャルド演劇から社会主義リアリズムへと至るロシア演劇史を段階的な変遷として捉え、この時期の「リアリズム」概念をアーカイヴ資料から再構成し、社会主義リアリズム前史における新たな文脈として編み直すことを目的とする。
|
研究実績の概要 |
2022年度は、2023年3月に交付申請を行なった関係上、非常に短期間の活動となったが、2023年度中に渡航が実現できるよう調整作業を行なった。 共同研究をスタートさせるため、2023年3月に来日した共同研究者であるヴァレリー・ゾロトゥヒン氏と今後の打ち合わせを行なった。また2023年 3月21日に、北海道大学スラブ・ユーラシア研究センターが招聘していたオクサーナ・ブルガーコワ氏とヴァレリー・ゾロトゥヒン氏を招いて、早稲田大学にてカンファレンス「ソヴィエト・アヴァンギャルドと音響文化」を主催した。現状を注視しながら、適宜共同研究者と連絡を取り合い、課題を達成できるよう対応していきたい。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初、2023年4月に渡航を開始する予定だったが、ロシア軍によるウクライナ侵攻が始まり、現在、状況を見守っている段階である。共同研究者とコンタクトを取り続け、課題の達成を目指したい。
|
今後の研究の推進方策 |
当初予定していた2023年4月の渡航開始を2024年3月に変更して現在、調整している。可能な範囲で、現地と連絡を取り合い、時期の後倒しは避け難いが、研究内容は変更することなく実施していきたい。
|