研究課題/領域番号 |
21KK0239
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 札幌市立大学 |
研究代表者 |
檜山 明子 札幌市立大学, 看護学部, 准教授 (70458149)
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研究期間 (年度) |
2022 – 2024
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
14,820千円 (直接経費: 11,400千円、間接経費: 3,420千円)
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キーワード | 転倒リスク / リスクアセスメント / 生活行動 / 地域在住高齢者 |
研究開始時の研究の概要 |
転倒リスクのある行動は,対象者自身の行動選択に主眼がおかれる.研究者は,日常生活での行動のうち転倒リスクの高い行動を評価する「転倒リスク行動自己評価尺度」と転倒リスクの高い行動を客観的に評価するための「身体認識の誤差測定法」を開発し,その妥当性と信頼性の検証を続けている.しかし,転倒リスク行動得点の高低を決定する個人特性の特定には至っていない.そこで,高齢化が進む中でも転倒率が低い台湾に着目し,エスノグラフィー方法論を用いて転倒せずに生活を続ける高齢者の行動パターンやルール,転倒リスク行動を抑制する要因を明らかにする.
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研究実績の概要 |
2022年度は,共同研究のための準備期間とした.共同研究機関との調整,渡航に必要な書類の準備,共同研究者との打ち合わせ,倫理審査の準備等を行った.基研究で,尺度作成のための調査を終えた.調査により,尺度項目の項目分析,探索的因子分析,基準関連妥当性のための相関分析,属性による尺度得点の差の分析により,尺度の妥当性と信頼性の確認をした.基研究の尺度をもとに翻訳版の作成に着手したところである.翻訳版作成のための横断調査とフィールドワークは,2023年度渡航後に実施する予定である.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
調査は2023年度に実施する予定であり,当初の計画通りの進捗である.
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は,尺度翻訳版の作成とフィールドワークを実施する.フィールドワークによって,転倒リスクに影響を与える文化的要因を探索し,転倒リスク行動自己評価尺度の妥当性を高める.
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