研究課題/領域番号 |
22225005
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生体関連化学
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研究機関 | 山形大学 (2011-2013) 東京工業大学 (2010) |
研究代表者 |
岡畑 惠雄 (岡畑 恵雄) 山形大学, 理工学研究科, 教授 (80038017)
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研究分担者 |
古澤 宏幸 山形大学, 理工学研究科, 准教授 (60345395)
高橋 俊太郎 甲南大学, 付置研究所, 講師 (40456257)
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研究期間 (年度) |
2010-05-31 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
152,100千円 (直接経費: 117,000千円、間接経費: 35,100千円)
2013年度: 32,760千円 (直接経費: 25,200千円、間接経費: 7,560千円)
2012年度: 32,760千円 (直接経費: 25,200千円、間接経費: 7,560千円)
2011年度: 42,380千円 (直接経費: 32,600千円、間接経費: 9,780千円)
2010年度: 44,200千円 (直接経費: 34,000千円、間接経費: 10,200千円)
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キーワード | 水晶発振子 / QCMバイオセンサー / 翻訳反応 / 翻訳開始機構 / 翻訳増強配列 / リボソーム / mRNA / タンパク質 / QCM / 翻訳速度 / mRNA / 質量変化 / 翻訳効率 / 水晶発振子(QCM |
研究概要 |
本研究の目的は、微量天秤として知られる水晶発振子マイクロバランス(QCM)をバイオセンサーとして用い、生体内タンパク質合成反応である翻訳反応の定量的な解析および機構解明を行うことである。従来ではこうした翻訳反応の研究ではラジオアイソトープでラベル化されたアミノ酸を用いて生成したタンパク質量を電気泳動法で確認するといった手法が用いられており反応の「その場」観察は困難であったが、QCM装置を適用することで生成した産物の「その場」観察が可能になると期待できる。 昨年度までに、センサー表面上に固定されたレセプター分子により翻訳反応でリボソームから生成されたタンパク質を補足し、その生成量を質量増分として定量的にモニターできること、その翻訳速度は1分間に11アミノ酸程度であることを明らかにしてきた。 本年度は、翻訳反応の律速段階であると言われている翻訳開始過程の機構を明らかにすることを目指し、mRNA上に結合しまた一方で迅速にスライドしなければならないリボソームの相反するmRNAとの相互作用において、翻訳量を増加させることが知られているRNA上の特異な翻訳増強配列が翻訳開始時にリボソームをmRNAから解離しやすくし、スムーズにペプチド伸長過程へと移行させていることを明らかにした。これは本研究の特色であるQCM装置の「その場」観察が可能な利点を活かし翻訳反応の詳細な動的観察から初めて明らかにされたことであり、米国化学会誌(JACS)にその成果を発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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