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MT1-MMPを介してがん悪性形質を制御するタンパク質の解析

研究課題

研究課題/領域番号 22240086
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 腫瘍生物学
研究機関東京大学

研究代表者

清木 元治  東京大学, 医科学研究所, 教授 (10154634)

研究期間 (年度) 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
21,580千円 (直接経費: 16,600千円、間接経費: 4,980千円)
2010年度: 21,580千円 (直接経費: 16,600千円、間接経費: 4,980千円)
キーワードマトッリクスメタロプロテアーゼ / MMP / MT1-MMP / 浸潤・転移 / EMT
研究概要

膜型マトリックスメタロプロテアーゼ(MT1-MMP)は上皮-間葉変換(EMT)に伴った発現制御を受け、浸潤性がん細胞に発現する。MT1-MMPは強力な細胞外基質分解活性によってがん細胞の浸潤を促進するだけでなく、増殖因子、受容体、細胞接着分子等の膜タンパク質のプロセッシングによって細胞の運動能や増殖能も制御する。また、VEFG産生、血管内皮細胞での発現により血管新生を促進する。このようにMT1-MMPは、がんに特徴的な複数の形質を同時に制御するNodal Pointにある分子である。本研究では、MT1-MMPと会合するタンパク質の解析から得たinteractome情報を基盤として、がん細胞制御に重要な新規基質や、MT1-MMPの機能と関連した細胞機能制御タンパク質の同定および機能解析を行う。このことにより、がんの多様な分子標的治療法開発に向けた学術的基盤を提供する。
本研究は同年度に採択となった基盤研究(S)に引き継いで研究を継続するために、一旦終了することになった。本研究費によって開始した研究はすべて進行の途中であり、基盤研究(S)として引きついだ結果を今年度の終了時にまとめて報告する予定である。短期間での終了のためにまとまった成果としては報告できないが、すべては順調に進んでおり、特にHB-EGFのMT1-MMPによる活性化、新規Rho制御因子によるがん転移能の制御、MT1-MMPによる解糖系制御の機構については興味深い知見が得られつつある。

報告書

(1件)
  • 2010 実績報告書

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公開日: 2010-08-23   更新日: 2016-04-21  

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