研究課題/領域番号 |
22241011
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境影響評価・環境政策
|
研究機関 | 大分県立看護科学大学 |
研究代表者 |
市瀬 孝道 大分県立看護科学大学, 看護学部, 教授 (50124334)
|
研究分担者 |
玉利 真由美 独立行政法人理化学研究所, 呼吸器疾患研究チーム, 研究員 (00217184)
嵐谷 奎一 産業医科大学, 名誉教授 (10141748)
吉田 安宏 産業医科大学, 医学部, 准教授 (10309958)
野口 恵美子 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (40344882)
岸川 禮子 独立行政法人国立病院機構福岡病院, 内科アレルギー科, 医長 (50450945)
吉田 誠 独立行政法人国立病院機構福岡病院, 呼吸器内科検査科, 医長 (90315060)
西川 雅高 独立行政法人国立環境研究所, 環境計測研究センター, 室長 (80228171)
吉田 成一 大分県立看護科学大学, 看護学部, 准教授 (40360060)
定金 香里 大分県立看護科学大学, 看護学部, 助教 (20322381)
|
連携研究者 |
藤枝 重治 福井大学, 医学部, 教授 (30238539)
|
研究期間 (年度) |
2010 – 2012
|
研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
|
配分額 *注記 |
47,840千円 (直接経費: 36,800千円、間接経費: 11,040千円)
2012年度: 14,300千円 (直接経費: 11,000千円、間接経費: 3,300千円)
2011年度: 16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2010年度: 16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
|
キーワード | 黄砂 / 花粉症 / 喘息 / 呼吸器疾患患者調査 / アトピー性皮膚炎 / 免疫 / アレルギー / 遺伝子解析 / マウスモデル / 免疫・アレルギー / 気管支喘息 / アレルギー増悪 / ヒト鼻粘膜細胞 |
研究概要 |
本研究では、黄砂がスギ花粉症、気管支喘息やアトピー性皮膚炎の病態を炎症性メディエータの発現を伴って増悪させることを動物実験で実証した。また黄砂が炎症誘導にあずかる転写因や遺伝子群の発現を変化させることを明らかにした。黄砂の継続的な曝露では、黄砂は一旦アレルギー気道炎症を悪化させるが、 曝露の長期化につれて TGF-β 誘導による免疫寛容が起こり、アレルギー気道炎症が減弱化することが分かった。調査研究では、黄砂飛来時に花粉症を持った人、あるいは持たない人の眼、鼻、咽頭等に影響が見られた。慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者では黄砂日と呼吸機能や症状の変化との間に関連性が見られなかった。黄砂日における来院患者には鼻炎や花粉症患者が多く、続いて気管支喘息患者で、主訴は咳が最も多く半数を超えていた。以上の結果から、 黄砂はアレルギー疾患を増悪する環境要因であることが判明した。
|