研究課題/領域番号 |
22241019
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境技術・環境材料
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
平出 正孝 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (20111833)
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研究分担者 |
齋藤 徹 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (40186945)
松宮 弘明 名古屋大学, エコトピア科学研究所, 准教授 (10362287)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
45,890千円 (直接経費: 35,300千円、間接経費: 10,590千円)
2012年度: 11,830千円 (直接経費: 9,100千円、間接経費: 2,730千円)
2011年度: 15,600千円 (直接経費: 12,000千円、間接経費: 3,600千円)
2010年度: 18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
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キーワード | 水処理 / 薬剤 / 有機汚染物質 / 界面活性剤 / アドミセル / 温度感応性高分子 / 凝集沈殿 / ガドリニウム錯体 / 排水処理 / 高分子電解質 / 抗菌剤 / エストロゲン / 酵素反応 / MRI造影剤 / 環境技術 / 浄化 / アドミセル吸着 / 環境水 / 分離濃縮 / 水酸化物共沈 |
研究概要 |
各種薬剤成分の迅速かつ高効率な水処理法を開発し、合成試料や実試料を用いてそれらを評価した。陽イオン界面活性剤とシリカ粒子を用いたアドミセル吸着捕集法によれば、β-ラクタム系抗生物質が高効率で捕集され、その場分解された。水酸化アルミニウムを陰イオン界面活性剤の共存化で生成させる界面活性剤支援凝集沈殿法によれば、さまざまな薬剤成分がほぼ完全に除去できた。これらの二つの方法は、界面活性剤分子が作る疎水性領域が高効率分離に大きく寄与していた。 高分子電解質-界面活性剤凝集法では、 ペルオキシダーゼと過酸化水素の助けにより、エストロゲンの除去が可能となった。温度感応性高分子法では、キトサンやポリアリルアミンを導入し、酵素反応を併用することにより、フェノール系化合物の効果的除去が達成できた。イミノ二酢酸を導入した場合は、有害微量元素の同時除去に有用であった。さらに、医療用ガドリニウム錯体の環境水中での動態を調べるため、セファデックスゲル吸着-逐次脱着法を提案した。
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