研究課題
基盤研究(A)
銀河は赤外領域で最も明るく輝いている。その放射源は星間ダストの熱的な放射である。赤外線衛星により、星間ダストの赤外線側の観測は進展したが、サブミリ波領域の観測は少なく、ダストの熱放射の温度の決定は難しかった。ダスト温度の決定には、サブミリ波領域での観測が重要である。本研究では、地上最良のサブミリ波観測サイトである、昭和基地から約1000km離れた南極ドームふじ基地において、銀河系のダストのサブミリ波観測可能な望遠鏡の開発を行った。南極での使用に適するように、耐寒性、小消費電力化に留意した設計とし、基本性能を試験で示した。また、輸送時の振動を抑えるための、輸送機器を開発した。
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