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グザイ・ハイパー核の探索

研究課題

研究課題/領域番号 22244025
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関京都大学

研究代表者

永江 知文  京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (50198298)

研究期間 (年度) 2010 – 2012
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
24,440千円 (直接経費: 18,800千円、間接経費: 5,640千円)
2011年度: 11,050千円 (直接経費: 8,500千円、間接経費: 2,550千円)
2010年度: 13,390千円 (直接経費: 10,300千円、間接経費: 3,090千円)
キーワードハイパー核 / ストレンジネス / グザイ・ハイパー核 / J-PARC
研究概要

本研究は、大強度陽子加速器施設J-PARCにおいて得られる中間エネルギーの大強度K^-中間子ビームを用いて、世界で初めて(K-,K+)反応によるグザイ・ハイパー核の分光学的研究を行うことを目標としている。
実験標的には、^<12>C標的を用いて^<12>_ΞBeハイパー核の束縛状態をピークと観測する。これにより、グザイ原子核ポテンシャルの実部と虚部に関する情報を引き出すことを目的とするものである。
本年度は、まず、磁気スペクトロメーターの飛跡検出器のための読み出し回路を多重ヒット対応のものに置き換えて、大強度ビーム条件下での粒子トラッキングの効率を上げることを行った。また、標的周りの検出器を増強し、標的から放出される陽子や荷電π中間子を弁別するためのシンチレーション検出器の開発・製作を行った。平成22年の秋のビームタイムを使用して、まず、この検出器の試作機による性能評価を行い、期待通りの性能が出ていることを確認した。この結果に基づき、検出器全体の設計を行い、標的を大立体角で覆う実機を製作した。
また、これと並行して、J-PARCにおけるビーム条件の実情に合わせた実験セットアップの最適化を、計算機シミュレーションにより検討した。磁気スペクトロメーターへの入射角度を調整し、出口部分の検出器の有効面積を拡げることによって、磁気スペクトロメーターの立体角を、当初予定の2-3倍程度まで拡げる可能性があることが判明した。この実験計画について、内外の研究会などで発表を行った。

報告書

(1件)
  • 2010 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Hypernuclear and strangeness physics program at J-PARC2010

    • 著者名/発表者名
      T.Nagae
    • 雑誌名

      Pramana

      巻: 75 ページ: 207-214

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] Strangeness in Nuclear-Physics2010

    • 著者名/発表者名
      T.Nagae
    • 学会等名
      INPC2010
    • 発表場所
      バンクーバー(カナダ)(招待講演)
    • 年月日
      2010-07-04
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書

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公開日: 2010-08-23   更新日: 2016-04-21  

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