研究課題/領域番号 |
22245011
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分析化学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
末永 智一 東北大学, 原子分子材料科学高等研究機構, 教授 (70173797)
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研究分担者 |
珠玖 仁 東北大学, 大学院・環境科学研究科, 准教授 (10361164)
伊野 浩介 東北大学, 大学院・環境科学研究科, 助教 (00509739)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
48,620千円 (直接経費: 37,400千円、間接経費: 11,220千円)
2012年度: 13,910千円 (直接経費: 10,700千円、間接経費: 3,210千円)
2011年度: 13,910千円 (直接経費: 10,700千円、間接経費: 3,210千円)
2010年度: 20,800千円 (直接経費: 16,000千円、間接経費: 4,800千円)
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キーワード | バイオセンサー / 電気化学 / 分析化学 / マイクロ・ナノシステム / MEMS / バイオイメージング / 細胞解析 / 電気化学測定 / 微小電極 / 生体分子 / 細胞機能解析 / 網羅的解析 / 細胞 / 酵素 / DNA / 網羅的解析法 |
研究概要 |
本研究では、新規原理に基づく新しい電気化学イメージングデバイスを開発した。この手法では、局所的にレドックスサイクルを誘導できるようなデバイス・システムを用いており、これまでに報告されていない新規手法である。我々は、この手法をlocal redox cycling-based electrochemical(LRC-EC)systemと名付け、新規電気化学イメージング法として提案した。 この電極デバイスには、縦電極と横電極がそれぞれn本ずつ配置されている。それぞれの電極に適切な電圧を印加する事で、目的の格子点のみにレドックスサイクルを誘導して、そのシグナルを読み取ることができる。つまり、各格子点を電化学測定点として用いる事ができるため、2n本のコネクタパッドでn2個の電気化学測定点を組み込む事ができる。本研究では、この原理に基づいたデバイスの作製を行い、様々なバイオアッセイに応用した。これにより、DNAやタンパク質、細胞評価などを高感度で迅速、網羅的に電気化学検出する事に成功した。 一連の研究により、新規の電気化学測定・イメージング法を開発する事に成功し、その有効性を確認した。開発したシステムは、バイオセンシングだけでなく各種化学センシングに革命をもたらし、センサ工学の技術体系にも新しい展開を誘起する事が期待できる。
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