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ウシの健康性を評価する免疫学的指標の確立

研究課題

研究課題/領域番号 22248028
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 畜産学・草地学
研究機関東北大学

研究代表者

山口 高弘  東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (20111297)

研究分担者 麻生 久  東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (50241625)
渡邊 康一  東北大学, 大学院・農学研究科, 助教 (80261494)
研究期間 (年度) 2010 – 2011
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
36,530千円 (直接経費: 28,100千円、間接経費: 8,430千円)
2011年度: 11,570千円 (直接経費: 8,900千円、間接経費: 2,670千円)
2010年度: 24,960千円 (直接経費: 19,200千円、間接経費: 5,760千円)
キーワードウシ / 健康性 / 免疫機能 / 白血球 / T細胞サブセット / 抗病性 / 白血病
研究概要

粘膜上皮に局在するT細胞サブセットの機能解明については,ウシの子宮粘膜組織にCD4^+,CD8^+およびWC1^+のT細胞が分布していることを確認した。また,子宮粘膜上皮細胞間に介在するT細胞(上皮細胞間リンパ球:IEL)も存在し,腸管上皮や乳腺上皮と同様に上皮細胞とリンパ球間における相互作用の存在が示唆された。受胎において胚は母体にとっての異物であり,この胚を着床させ妊娠を成立させるためには粘膜免疫機構の機能調節が重要であると考えられる。このときT細胞のサブセット比(CD4/CD8比)はT細胞の機能を反映する重要な指標となる。子宮粘膜におけるCD4/CD8比が子宮角の部位あるいは人工受精による精子の有無などによって変化する傾向がみられ,ウシの子宮において粘膜上皮細胞と免疫細胞との相互作用が妊孕性を調節する新たなイントラネット機構の存在が示唆された。
ウシのT細胞サブセットの出現割合と活性化状態の解明については,1ヶ月齢から20ヶ月齢以上の日本短角種牛(雌),8ヶ月齢から16ヶ月齢の日本短角種牛(去勢雄)について,白血球割合とT細胞サブセット構成について調査した。研究代表者死亡による研究中止によって,黒毛和種やホルスタイン種との品種間比較の解析や去勢の影響などは未実施となった.
T細胞サブセットの活性化能に伴う機能変化の解明については,研究代表者死亡による研究中止によって未実施となった。
本年度中途の研究代表者死亡のため,規程により本課題の研究はすべて中止となった。

報告書

(2件)
  • 2011 実績報告書
  • 2010 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] ウシの免疫機能と乳腺免疫2010

    • 著者名/発表者名
      山口高弘
    • 雑誌名

      日本家畜臨床感染症研究会誌

      巻: 5(3) ページ: 109-113

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] 黒毛和種新生仔牛の末梢血における白血球およびT細胞サブセットの出現割合2010

    • 著者名/発表者名
      名谷真琴、高橋秀之、三宅雅人, 等
    • 学会等名
      第60回東北畜産学会大会
    • 発表場所
      いわて県民情報交流センター(アイーナ)
    • 年月日
      2010-08-30
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書

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公開日: 2010-08-23   更新日: 2016-04-21  

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