研究課題/領域番号 |
22255006
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
自然人類学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中務 眞人 (中務 真人) 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00227828)
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研究分担者 |
國松 豊 京都大学, 大学院理学研究科, 准教授 (80243111)
荻原 直道 (萩原 直道) 慶応義塾大学, 理工学部, 准教授 (70324605)
酒井 哲弥 島根大学, 総合理工学部, 准教授 (90303809)
仲谷 英夫 鹿児島大学, 大学院理工学研究科, 教授 (20180424)
實吉 玄貴 (実吉 玄貴) 株式会社林原生物化学研究所, 類人猿研究センター, 研究員 (50522140)
石田 英實 聖泉大学, 看護学部, 教授 (60027480)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
37,830千円 (直接経費: 29,100千円、間接経費: 8,730千円)
2012年度: 11,960千円 (直接経費: 9,200千円、間接経費: 2,760千円)
2011年度: 11,960千円 (直接経費: 9,200千円、間接経費: 2,760千円)
2010年度: 13,910千円 (直接経費: 10,700千円、間接経費: 3,210千円)
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キーワード | 古人類学 / 東アフリカ / ケニア / 中新世 / 化石 / 霊長類 / 古環境 / 大型類人猿 / ヒト上科 / オナガザル科 / 進化 |
研究概要 |
ナカリ層(980-990万年前)の現地調査を継続し、人類と現生アフリカ類人猿の系統分岐が始まった時代に、霊長類を含むどのような動物群集が存在したかを、その古環境、霊長類生態復元とともに明らかにした。6目30種の哺乳類を記録した。最も豊富な霊長類はマイクロコロブスである。この種は現生最小種に匹敵する小型コロブスであること、森林環境に適応していたことを明らかにした。森林環境の存在は、ほ乳類の歯の炭素安定同位体分析からも支持され、東アフリカではナカリの時代以降、C3環境からC4環境への移行が始まったことを明らかにした。また、ナカリ層は、従来の予想よりも南部へ広域的に広がっていることを明らかにした。
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