研究課題
基盤研究(B)
本研究では、トランスジェニック動物・ウィルスベクターなどの遺伝子工学と細胞内電極・ホールセルクランプ法などの細胞内染色の技術を組み合わせて、運動関連大脳皮質の神経回路を主として形態学的に解析した。その結果を総合して、大脳皮質には「視床 -> 4層 -> 2/3 層 -> 5 層 -> 皮質下出力」または「視床 -> 4層 -> 2/3 層 -> 他の皮質領域」と進むフィードフォワード情報処理系回路と「視床 -> 4層 -> 6層 -> 視床」と反響神経回路を形成する力学系回路が一部重なり合って埋め込まれていることを提案した。とくに運動系皮質では、上記の情報処理系が小脳情報を処理するのに加えて、基底核由来の IZ, VM を介した1層への視床皮質入力が錐体細胞の尖状樹状突起に入力して運動の準備などに役立っているのではないかと考えられた。さらに、力学系回路は運動制御に必要とされる自律性を可能にしているのであろうと思われる。
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