研究課題/領域番号 |
22310011
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
吉村 和久 九州大学, 大学院・理学研究院, 教授 (80112291)
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研究分担者 |
杉原 真司 九州大学, アイソトープ総合センター, 助教 (10253402)
岡本 透 独立行政法人森林総合研究所, 木曽試験地, 主任研究員 (40353627)
松田 博貴 熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (80274687)
山田 努 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教 (50321972)
栗崎 弘輔 九州大学, 大学院・理学研究院, 助教 (70507839)
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研究協力者 |
鮎沢 潤 , 福岡大学理学部地球圏科学科, 助教
藤川 将之 , 美祢市秋吉台科学博物館, 学芸員
原口 聡 , 長崎県西海市教育委員会, 学芸員
池田 善文 , 美祢市長登銅山文化交流館, 館長
片桐 千亜紀 沖縄県立博物館, 美術館, 学芸員
中川 良平 , 三重県立博物館, 学芸員
能登 征美 , 九電産業(株)環境部, 課長代理
天日 美薫 , (財)九州環境管理協会, 課長補
佐山中 寿郎 岡山大学, 自然科学研究科, 准教授
山内 平三郎 , 沖縄鍾乳洞協会, 会長
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円)
2012年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2011年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2010年度: 11,440千円 (直接経費: 8,800千円、間接経費: 2,640千円)
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キーワード | 陸域縞状炭酸塩 / 蛍光年縞 / 植生変遷 / 土地利用 / 大規模津波 / 炭素安定同位体比 / 微量成分 / 古文書 / 鍾乳石 / 古環境情報抽出 / 絶対年代(蛍光年縞、U-Th法) / 酸性雨 / 安定同位体比 / 絶対年代測定(年縞、U-Th法) / 土地利用変化 / 石筍中微量成分 / 炭酸塩酸素同位体比地質温度計 / 古代の銅製錬 / 石筍中湾量成分 |
研究概要 |
岩手、福島、山口、福岡、長崎、鹿児島、沖縄(本島、石垣島、西表島、大東島)の陸域縞状炭酸塩(鍾乳石とトゥファ)試料を用いて、ひとと自然の関わりについて行った調査研究の成果は次の通りである。1)森林から草地や耕地などへの植生変遷の時期を明らかにできた。2)各地で近年の酸性雨の影響が観測された。秋吉台では1600年以降に酸性雨が記録されており、酸性雨で森林が衰退したことも明らかになった。3)3.11大規模津波の痕跡を岩手県の洞窟群で調査を行った。沖縄県石垣島の石筍が1771年4月24日の「明和の大津波」を記録している可能性が高い。4)得られた情報は考古資料からのものと一致した。5)2013年3月に秋吉台科学博物館において、美祢市民を対象とした公開講演会を開催した。
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