研究課題/領域番号 |
22320002
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
鬼頭 秀一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (40169892)
|
研究分担者 |
竹之内 裕文 静岡大学, 創造科学技術大学院, 教授 (90374876)
森岡 正博 大阪府立大学, 人間社会学部, 教授 (80192780)
白水 士郎 近畿大学, 文芸学部, 准教授 (10319759)
福永 真弓 大阪府立大学, 現代システム学域, 准教授 (70509207)
桝潟 俊子 (桝潟 淑子) 淑徳大学, 総合福祉研究科・コミュニティ 政策学部, 教授 (00255150)
澤登 早苗 恵泉女学園大学, 人間社会学部, 教授 (20318877)
丸山 康司 名古屋大学, 環境学研究科, 准教授 (20316334)
日鷹 一雅 愛媛大学, 農学部, 准教授 (00222240)
富田 涼都 静岡大学, 農学部, 助教 (20568274)
桐原 健真 東北大学, 文学研究科, 助教 (70396414)
篠田 真理子 恵泉女学園大学, 人間社会学部, 准教授 (80409812)
|
連携研究者 |
関 礼子 立教大学, 社会学部, 教授 (80301018)
石原 明子 熊本大学, 社会文化科学研究科, 准教授 (50535739)
|
研究協力者 |
佐治 靖 , 福島県立博物館学芸員
折戸 えとな 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科・ 博士課程, 大学院生
岩佐 礼子 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科・博士課程, 大学院生
|
研究期間 (年度) |
2010 – 2012
|
研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
|
配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2012年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2011年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
2010年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
|
キーワード | 農 / 有機農業 / 福島原発事故 / 低線量被曝 / 農生態系 / 非貨幣的経済 / 環境倫理 / 生命倫理 / 食の倫理 / 放射線被曝 / 倫理的実践 / 3.11 / 放射性物質汚染 / マイナー・サブシステンス / 大地の倫理 / マイナーサブシンスンス / 福島第一原発事故 / 未来世代への倫理 |
研究概要 |
福島第一原発事故を原因とする放射性物質の汚染は、農の本質的な破壊をもたらした。特に、有機農家にとっては、生産者と消費者との関係の変化を見直しを迫られ、生産者と消費者における農の違いというものを照射することとなった。農の問題は人が生きるということ密接に関連しており、単なる食料生産に限定されない。放射線被曝下における植物工場は、純粋な形の食糧生産システムとしての農の象徴である。このことは、対極となる倫理的実践としての農ということがあぶり出されてくる。すまう土地に根ざすということに重要な本質がある。農は、生命倫理と環境倫理の統合という枠組みの中にとらえることが出来、well-being他者とともにすまうということにも関連している。3.11以後の復興において農の営みが再考されている。遊び仕事も含めた非貨幣的な経済の存在の重要さが明らかになった。福島における、農の被害もより広範な営みとして捕らえる視点が必要であり、「農」の本質がここにあることが明らかになった。
|