研究課題/領域番号 |
22320017
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
宗教学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
増田 一夫 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (70209435)
|
研究分担者 |
伊達 聖伸 上智大学, 外国語学部, 准教授 (90550004)
網野 徹哉 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (60212578)
杉田 英明 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90179143)
長沢 栄治 (長澤 榮治) 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (00272493)
村松 真理子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (80262062)
矢口 祐人 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (00271700)
安岡 治子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90210244)
古矢 旬 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90091488)
|
研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円)
2013年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2012年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2011年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2010年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
|
キーワード | 宗教 / 政教分離 / ライシテ / フランス / エジプト / 宗教間対話 / 移民 / 共生 / イスラーム / 世俗化 / 共和制 / 植民地 / ケベック / 脱宗教化 / 一神教 / 民主主義 |
研究成果の概要 |
「宗教的近代」を疑問に付す諸現象(宗教の再活性化、保守革命、イスラーム民衆運動)に対して西洋諸社会が警戒を示すなかで、寛容を創出すべき政教分離の制度が、かえってマイノリティ抑圧へと転化する状況が見られる。本研究では、民主主義的諸価値が特定の宗教に対して動員され、グローバル化に伴う社会問題を相対化、隠蔽する様子を分析した。フランスでは、国家が対話しやすいイスラーム教を制度化するという、政教分離に矛盾する動きも見られた。他方で、ナショナル・アイデンティティとしてのライシテ(脱宗教)が、イスラーム系市民を周縁化しつつ、差別、経済格差、植民地主義的な人種主義をめぐる問題提起をむずかしくしている。
|