研究課題/領域番号 |
22320032
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美学・美術史
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研究機関 | 独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所 |
研究代表者 |
岡田 健 独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, 保存修復科学センター, センター長 (40194352)
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研究分担者 |
鉾井 修一 京都大学, 工学(系)研究科, 教授 (80111938)
小椋 大輔 京都大学, 工学(系)研究科, 准教授 (60283868)
津村 宏臣 同志社大学, 文化情報学部, 准教授 (40376934)
高林 弘実 京都市立芸術大学, 美術学部, 講師 (70443900)
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連携研究者 |
石松 日奈子 清泉女子大学, 文学部, 講師 (80424307)
森井 順之 独立行政法人国立文化財機構, 保存修復科学センター, 主任研究員 (30342942)
吉田 直人 独立行政法人国立文化財機構, 保存修復科学センター, 主任研究員 (80370998)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
18,980千円 (直接経費: 14,600千円、間接経費: 4,380千円)
2013年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2012年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2011年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2010年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
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キーワード | 劣化メカニズム / 化学変化 / 壁画 / 復原 / 敦煌 / 環境 / 色彩 / 解析 |
研究概要 |
自然科学的な分析方法を用いれば、壁画の色彩を作り出す彩色材料は、比較的簡単に確認、分類ができる。壁画は、限られた種類の材料を巧みに塗り重ね、混ぜ合わせ、そして配色(色の配列)の工夫をすることによって色彩の効果を高めている。いっぽう、これらの色彩が長い期間、様々な環境に曝されてきた結果、変色・退色・剥落など、甚だしく劣化した状態にある。 本研究は、壁画を“構造体”として認識し、その構造体の各所に様々な状態となって現れている劣化の様子を見て、壁画が劣化していくメカニズムを科学的に理解し、そこから翻って思考を巡らせ、壁画が制作当初にどのような姿をしていたかということに肉薄しようとしたものである。
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