研究課題/領域番号 |
22320165
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
考古学
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研究機関 | 北陸学院大学 |
研究代表者 |
小林 正史 (2012) 北陸学院大学, 人間総合学部社会学科, 教授 (50566940)
小林 正史 北陸学院大学, その他部局等, 教授 (50225538)
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研究分担者 |
北野 博司 (庄田 慎矢) 東北芸術工科大学, 芸術学部, 准教授 (50566940)
北野 博司 東北芸術工科大学, 芸術学部, 准教授 (20326755)
鐘ヶ江 賢二 鹿児島国際大学, 公私立大学の部局等, その他 (00389595)
田畑 直彦 山口大学, 学内共同利用施設等, 助教 (20284234)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
2012年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2011年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2010年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | 深鍋 / 炊飯 / 土器使用痕分析 / スス・コゲ / 民族誌 / 調理実験 / 米品種 / 土器使用痕 / ススコゲ / 斜め白色吹きこぼれ痕 / 弥生時代 / ワークショップ / 湯取り法 / 縄文・弥生深鍋 / 炊飯方法 / 民族考古学的調査 / 断面薄片分析 / 土器痕研究 / 調理方法 / 土器機能研究 |
研究概要 |
調理民族誌の比較分析と複製土鍋による調理実験という2種類の基礎研究を踏まえ、土鍋の形・作りから推定される「製作時に意図された機能」、および、スス・コゲから復元される「実際の使い方」の2面から、縄文~古代の調理方法の復元を試みた結果、以下の点が解明された。第一に、弥生~古墳中期までの炊飯方法は「吹きこぼれ直後に鍋を傾けて湯取り⇒オキ火上転がしによる側面加熱蒸らし」という手順をとる湯取り法であり、粘り気の弱い米品種を用いた。第二に、粘り気の強い米品種への交代が完了した中世では、炊き干し法で炊かれた。第三に、両時代の間の古代では蒸し米が主食だったが、その理由として「粘り気が弱い米品種から粘り気の強い米品種への交代・並存期だったため、どちらの品種にも対応できる蒸し調理が選択された」という仮説が提示された。
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