研究課題
基盤研究(B)
1990 年代以降、ポール・クルーグマン教授(プリンストン大学)をノーベル経済学賞受賞(200年)に導いた空間経済学が大きく注目され、都市・地域および国際経済学を横断して、経済における地理空間の役割に関する理論研究が本格化した。本研究では、これまで理論研究が先行してきた同分野において、実証研究を行うための基本的枠組を構築し、経済集積の空間パターンについて、理論が示唆してきたいくつかの重要性質について、基礎的な実証結果を得た。特に、開発した分析手法を日本とアメリカのデータに適用し、産業や人口の立地パターンが極めて頑健な秩序で特徴づけられる事実など、都 市・地域経済における産業・人口構造を理解する上で、また実現可能な政策立案を行う上で無視し得ない法則性を発見し、その一部を国際専門誌にて公表するとともに、新たな理論モデルの開発を促す役割を果たした。
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Journal of Economic Geography, 近刊
Journal of Economic Geography
巻: 未定
巻: 12(4) 号: 4 ページ: 877-897
10.1093/jeg/lbr028
Journal of Regional Science
巻: 51(4) 号: 4 ページ: 694-731
10.1111/j.1467-9787.2011.00715.x