新興国市場開拓のための日本企業の組織能力に関する研究

• 研究課題/領域番号: 22330120
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 経営学
• 研究機関: 兵庫県立大学
• 研究代表者: 山口 隆英 兵庫県立大学, 経営研究科, 教授 (90272096)
• 研究期間 (年度): 2010-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円); 2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2010年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: 新興国 / 市場開拓 / キャリアパス / マネジメント人材 / エンジニア / 国際経営 / 多国籍企業 / 組織能力 / グローバルビジネスモデル / 海外子会社 / グローバル企業 / 所有政策 / 内部化理論 / ビジネスモデル / モジュール化 / 新興国市場 / 経営資源論

研究成果の概要

日本企業が海外進出する市場として新興国が重要になっている。新興国は、これまで生産拠点であったが、市場ではなかった。新興国の経済成長に合わせて、新興国の市場としての重要性が高まってきた。新興国を市場として利益を上げることが課題となっている。
その課題に対して、日本企業にはどのような組織能力が必要とされるかを検討することが本稿の課題である。この課題のキーポイントは、従業員の長期的な雇用を実現することによって、現地でつくり販売するというビジネスモデルを構築することであった。長期雇用にむけて、将来のキャリアパスの明確化が必要であった。この点については、今回の研究では十分に議論されず、今後の課題である。

研究成果

• [雑誌論文] 企業のロックイン現象を活用した競争戦略にむけた予備的考察 (2015)
  • 著者名/発表者名: 山部洋幸、山口隆英
  • 雑誌名: 兵庫県立大学政策科学研究所Discussion Paper 巻: No.78 ページ: 1-19
  • 謝辞記載あり
• [雑誌論文] 日本の中小企業における海外事業展開 (2013)
  • 著者名/発表者名: 山口隆英
  • 雑誌名: 研究調査報告書「中小企業における海外事業展開の動向と課題」 巻: 2013年3月 ページ: 15-38
• [学会発表] 組織能力の視点から見た内部化理論 (2014)
  • 著者名/発表者名: 山口隆英
  • 学会等名: 多国籍企業学会
  • 発表場所: 兵庫県立大学（神戸市）
  • 年月日: 2014-08-30
• [学会発表] グローバル企業の理論に求められる組織能力の視点 (2010)
  • 著者名/発表者名: 山口隆英
  • 学会等名: 国際ビジネス研究学会 関西部会
  • 発表場所: 関西学院大学
  • 年月日: 2010-12-11
• [図書] 現代中小企業の海外事業展開 (2014)
  • 著者名/発表者名: 佐竹隆幸編著
  • 総ページ数: 223
  • 出版者: ミネルヴァ書房
• [図書] 「多国籍企業論の再検討」多国籍企業とグローバルビジネス(林倬史・古井仁編) (2012)
  • 著者名/発表者名: 山口隆英
  • 出版者: 税務経理協会
• [図書] ゼミナール 多国籍企業とグローバルビジネス(林倬史編著) (2011)
  • 著者名/発表者名: 山口隆英
  • 総ページ数: 300
  • 出版者: 税務経理協会