研究分担者 |
小島 治幸 金沢大学, 人間科学系, 教授 (40334742)
内川 恵二 (内川 惠二) 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (00158776)
川端 康弘 北海道大学, 文学研究科, 教授 (30260392)
河原 哲夫 金沢工業大学, バイオ・化学部, 教授 (40112776)
田中 靖人 金沢工業大学, 人間情報システム研究所, 研究員 (60450699)
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配分額 *注記 |
19,110千円 (直接経費: 14,700千円、間接経費: 4,410千円)
2012年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2011年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2010年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
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研究概要 |
人の初期視覚情報処理過程における輝度情報と色情報は生理的,機能的,解剖学的に異なる経路を経由して後段の皮質過程へと伝達されていることが報告されている.しかし,これらの知見では心理物理学的結果と電気生理学的結果に矛盾する部分があり,未だその齟齬は解決されていないため,色情報が運動知覚や奥行知覚機序,形状,空間構造知覚機序にどのように寄与しているのか明らかではない.そこで,本研究課題では,色情報と輝度情報の時空間特性に関する心理物理学的結果と脳機能画像解析の結果を比較検討したところ,心理物理学実験結果と脳機能画像解析結果は定性的には一致した傾向を示していた.これは,これらの結果がpopulationcodingの結果として得られるのに対して,電気生理学的知見が基本的にsinglecellの活動の統計的結果に起因するために,上記問題が発生していた可能性が示唆された.
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